日誌

地球科学部だより

春の地質巡検

 3/22(土)に春の地質巡検を秩父で行った。皆野駅に集合、天然記念物の前原の不整合を見学し、すぐそばの郷平橋下で化石採取を予定していたが川の水量が多く断念する。栗谷瀬橋を渡り、蛇紋岩露出地で昼食と採集を行い、国会議事堂に使われる鳩糞石を見る。昼すぎに気温は23度になり春を越えた暑さになる。最後にこれも天然記念物の紅簾石片岩露頭を見学する。親鼻駅まで歩き解散する。

地球科学部_部誌作成24

 今年も3年の卒業に合わせて部誌を作った。内容は次のものである。表紙、目次&年譜、活動報告(春の地質巡検、春の天体観測会、新入生歓迎会巡検、新入生歓迎終夜観測、夏合宿:地質編、夏合宿:天体観測編、文化祭、中秋の名月観測、秋の終夜観測、秋の地質巡検、新年会、冬の天体観測)、所沢北高校地球科学部の変遷-地質編-、他己紹介(部員紹介)、裏表紙である。また昨年企画して好評だった缶バッチ作成を行った。今年度も新入生が15人入り、昨年にも増して大所帯となり、地質見学の場所設定や観測会企画また普段の活動などに工夫が必要な1年であった。

クリスマスイブの天体観測

 クリスマスイブの夜、地球科学部では惑星観望会を行った。冬らしい寒さだったが風もあまりなく快晴で条件は良かった。半月状になった金星、環がさらに細くなった土星そして衝に近い木星を全員で観望、写真撮影をした。驚いたことがひとつ、多数の人工衛星が点々と一列に並ぶ光の列があらわれ、それがゆっくりと夜空を横切るのを見ました。初めて見たので何かわからなかったのですがイーロンマスクが打ち上げたスターリンク衛星でした。これは無線高速インターネットのために多数の衛星を一度に同一高度に打ち上げるため、打ち上げ後数日は地上からは光の列として移動するのがみられるもので、トレインとよばれます。イブの夜ちょっともうかったはなしです。

秋の地質巡検

 11月23日に秋の荒川で地質巡検を行った。東武東上線鉢形駅に集合、駅のある段丘面から現河床に下り、はじめに立ヶ瀬河原の滑走斜面の砂礫の堆積場所で砂金採集を行った。成果はあまりなかったが帰ってから確認をする予定である。食事のあと周囲の岩石を調べ、川の博物館に向かう。荒川をテーマにした博物館で一般展示のほか大規模水害の特別展や大水車の見学をした。最後に鉢形駅まで歩いて解散した。

秋の天体観測

 学校説明会の11月9日(土)に地球科学部の秋の天体観測会を行う。2度の中止の後の実施である。当日は日没後しばらくは晴れていたが、その後は曇ったり晴れたりで夜の11時に晴れる見込みがなくなったので観測を終了した。観測内容だが、今年は秋から冬にかけてが惑星の見ごろで、当日は金星、土星(環が水平に近づいている)、木星と観望写真撮影をした。また秋から冬にかけての星雲星団等(写真はアンドロメダ銀河とすばる星団)を観望した。もう少しきちっと見たかった感が残った観測会でした。