日誌

地球科学部だより

クリスマスイブの天体観測

 クリスマスイブの夜、地球科学部では惑星観望会を行った。冬らしい寒さだったが風もあまりなく快晴で条件は良かった。半月状になった金星、環がさらに細くなった土星そして衝に近い木星を全員で観望、写真撮影をした。驚いたことがひとつ、多数の人工衛星が点々と一列に並ぶ光の列があらわれ、それがゆっくりと夜空を横切るのを見ました。初めて見たので何かわからなかったのですがイーロンマスクが打ち上げたスターリンク衛星でした。これは無線高速インターネットのために多数の衛星を一度に同一高度に打ち上げるため、打ち上げ後数日は地上からは光の列として移動するのがみられるもので、トレインとよばれます。イブの夜ちょっともうかったはなしです。

秋の地質巡検

 11月23日に秋の荒川で地質巡検を行った。東武東上線鉢形駅に集合、駅のある段丘面から現河床に下り、はじめに立ヶ瀬河原の滑走斜面の砂礫の堆積場所で砂金採集を行った。成果はあまりなかったが帰ってから確認をする予定である。食事のあと周囲の岩石を調べ、川の博物館に向かう。荒川をテーマにした博物館で一般展示のほか大規模水害の特別展や大水車の見学をした。最後に鉢形駅まで歩いて解散した。

秋の天体観測

 学校説明会の11月9日(土)に地球科学部の秋の天体観測会を行う。2度の中止の後の実施である。当日は日没後しばらくは晴れていたが、その後は曇ったり晴れたりで夜の11時に晴れる見込みがなくなったので観測を終了した。観測内容だが、今年は秋から冬にかけてが惑星の見ごろで、当日は金星、土星(環が水平に近づいている)、木星と観望写真撮影をした。また秋から冬にかけての星雲星団等(写真はアンドロメダ銀河とすばる星団)を観望した。もう少しきちっと見たかった感が残った観測会でした。

中秋の名月

 今年の中秋の名月は9月17日(火)なので、地球科学部ではその日にあわせて観望会を行った。前週の11日に予備観測をした後当日を迎える。伝統にのっとり月見ダンゴをつくり腹ごしらえをしたあと観測をした。当日は残暑厳しかったが快晴で、各人がそれぞれの技量に応じた写真撮影をした。日没の後には満月とともにそのすぐ上に環が横向きに近くなった土星と西の空に金星を見ることができた。

 

北高祭の地球科学部

 8/31と9/1に北高祭が行われ、地球科学部も参加した。内容は1年間の活動内容の展示やテーマごとのまとめとお土産である。この1年間の活動は、秋と春と新歓の天体観測、岩殿丘陵、日野の多摩川、長瀞の地質巡検、富士山での夏合宿の天体観測と地質見学である。2年生を中心に行ったまとめは、P波とS波、梅雨から広がる気象の世界、天候の不思議、太陽系天体の公転軌道とその比率、Star Sign(ミニプラネタリウム)、PCで夜空を観望するである。お土産は化石レプリカ(三葉虫、アンモナイト、スピリファー、恐竜の歯)と自分たちで撮った天体写真のしおり(月、木星、土星、オリオンの大星雲)であった。来訪者数は回収したクイズの用紙が1000枚少しなので、クイズをやらない方もあったので1100強であった。部員数も多かったのでそこそこの展示ができ満足できる企画運営であった。