所北トピックス2021(1学期)
No.64 東京大学CoREFとKavli数物研究所の実践学講座
8月7日(土)に、東京大学CoREFとKavli数物研究所が行っている実践学講座に、生徒11名がリモートで参加しました。
この講座は、「高校物理から宇宙の研究の最先端へ」をテーマに、現在の理論と観察の矛盾を解決する仮説とは何か、考えるものとなっています。
午前中はジグソー法による講義を行いました。まずは3つのグループに分かれて、与えられたテーマについて協議を行いました。その後、グループで協議した内容を新たなグループ内で共有して、3つの矛盾について解決できる1つの仮説とは何かを導き出しました。
協議した内容は発展的なところもありましたが、参加した生徒は、高校物理で学ぶ知識をしっかりと応用させて協議に取り組んました。どのグループも大変素晴らしい答えを導き出していました。
午後はKavli数物研究所の先生から、宇宙物理学について講義していただきました。講義では、大学で学ぶ宇宙物理学・天文学の基本的なものから、研究者がこれまで取り組んできた研究概要や課題といった深い内容まで、熱く語っていただきました。また、質疑応答の時間もあり、本校の生徒も積極的に質問していました。
大学の先生から講義を聞く機会はあまりないので、大変貴重な経験をさせていただきました。今回の講座に参加した生徒たちの主体的な姿から、彼らはきっと日本の科学に大きく貢献してくれることと思います。
また来年もこの講座に是非参加させていただきたいと考えていますので、皆さんの参加をお待ちしております。
No.63 東大生とのオンライン交流会
東大生とオンライン交流会を8月24日に実施しました。
一昨年度までは、東大本郷キャンパスツアーとして、毎年夏休みに、研究室訪問及びキャンパス見学を行っていました。
昨年度は、コロナの影響で学生もキャンパスに通えない状況でしたので実施できず、今年度はオンラインでの交流会となりました。
17名の東大生と本校1・2年生の希望者25名が、Zoomで、計画の立て方のワークショップや個別相談会を通して、交流を持ちました。今後も、定期的に事後アンケートや交流を予定しています。
参加した生徒は、現役東大生の失敗談や模試の成績の公開、勉強方法、時間の使い方など、現実的で実践的な話を聞いて触発されたようです。
年齢が近いとよりわかり合えるようですね。
No.62 レゴブロックでDNAを作ってみました
先日バイオテクノロジー実習でお世話になった東京大学農学部の特任准教授の工藤光子先生からいただいたキットで、DNAの模型を作ってみました(実は実際に手を動かしたのは私ではないのですが・・・)
水素結合を切ると「きれい」に1本鎖に別れます。
やってみたい生徒は生物室まで来てください。感動ものです。
理数科長
No.61 理数科1年生臨海実習2日目の現地レポート
8月5日(木)・6日(金)に、理数科1年生対象の臨海実習を三浦半島まで出かけ、実施しました。理数科1年生で毎年行っており、避けては通れない必須の実習です。理数科生徒が今後の授業や課題研究を進めるにあたり、この臨海実習の経験は大変重要です。コロナ禍ではありましたが、感染防止対策を講じながら、そして、現地の関係機関などと連絡をとりながら、時間をかけて事前学習や準備をしてきました。
2日間で、磯の生物の採集と観察(フィールドワーク)、東京大学の先生による採集生物の種の同定と生物の系統についての実習及び講義、城ヶ島の地質観察(フィールドワーク)を実施します。大変密度の濃い内容となっています。
生徒たちは、皆元気に2日間を乗り切りました。生徒の皆さん、これで終わりではなく、これからこの経験をしっかりと生かしていくことが大事です。よろしくお願いします。
生徒も、指導していただいた先生方も、お疲れさまでした。
2日目の地質観察に参加してきましたので、そのときの頑張って活動している様子をご覧ください。
No.60 埼玉県吹奏楽コンクール地区大会に吹奏楽部が出場しました。
2021年第62回埼玉県吹奏楽コンクール地区大会に、吹奏楽部が出場しました。コロナ禍で、入場制限はありましたが、まずは、演奏できる機会が失われることなく開催していただいたことに、嬉しく思いました。吹奏楽部の演奏をぜひ、ホールで聴きたいと思い、さいたま市文化センターまで2回足を運んできました。
高等学校Dの部(7月27日(火))には、1年生が出場し「響~音楽ができる喜び~(作曲:伊藤康英)」を、Aの部(8月5日(水))には、2・3年生が出場し、課題曲3「僕らのインベンション(作曲:宮川彬良)」、自由曲「アニマ・メア・ルーチェ(作曲:福島弘和)」を、それぞれ心を込めて演奏しました。
1年生は、入学後初めての大きな大会ということ、Aの部は、開会式直後のトップバッターということで、それぞれ大変緊張しながらの演奏だったのかなと思います。演奏を聴いても、緊張感が伝わってくる気がしました。
結果は、ともに悔しい結果になりましたが、これまでの練習も含めてよく頑張ってくれました。3年生は、これで引退かと思います。後輩たちに、良い面も課題面も、しっかりと伝えてほしいと思います。1・2年生は、先輩たちに活躍している姿を見せられるよう、また、練習を積み上げていってほしい思います。
これからも、人の心を動かす演奏を期待しています。