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所北トピックス2023

第48回北高祭(文化祭)について

所沢北高校は以下の日程で北高祭(文化祭)を実施いたします。

9月2日(土)1日目 10:00~15:30

9月3日(日)2日目  9:30~14:30

(両日ともに最終入場は30分前までです。)

 

ご来場に伴い、事前に以下の入力フォームから必要事項のご入力をお願いいたします。

入場時の混雑を回避するために、ご協力お願いいたします。

※ ご来場の際は自転車や公共交通機関ご利用下さい。駐車場はございません。

  校内は土足厳禁です。必ず内履きをご持参ください。

 

第48回 北高祭 受付フォーム

No11 東京大学 金曜講座

 今回のテーマは、『「不思議」なる災害認識 ~鴨長明「方丈記」をよむ~』と題して文学部人文学科・准教授、木下華子先生の講義でした。

 

行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし

 

このようにして始まる方丈記の冒頭は「動的平衡」の核心をついて表現されています。

800年も前の歌人・音楽家が化学平衡の概念を理解していたとは思えないのですが、その洞察力と本質を見抜く力には驚かされます。

例えるなら、うちの学校では毎年360人ずつ卒業して入学していますが、外から見たら「所沢北高校という1000人の集団」が常にいるように見えている、というようなことでしょうか。

災害文学として知られている方丈記は、先の阪神淡路大震災や東日本大震災など大震災が起こるたびに「蘇り」ます。

災害時の記録・災害文学として享受されるその価値や魅力は確かな文学性に裏打ちされているという説明でした。

個人的に興味深かった内容は、方丈記の原本は残っていないということです。

その代わり、写本・諸本が複数あるそうです。

コピーやスマホでの写真などが無かった当時は手で書き写して諸本を作成するので、写し間違え(コピーミス)たり、一枚とばしてしまったりと少しずつ変わるようです。

長い年月の間に少しずつ種が変化していく、まるで生物の進化の系統樹のようにみえました。

きっと今後も変化し続けるのでしょう。

また、方丈記の五大災厄の冒頭の「世の不思議」という語にこだわって、その使用例やその語に当時の人が持っていた思いなど解明解析していました。

そこに文学研究者の覚悟というか美学を感じました。

講義の様子の写真中のスクリーンには等活地獄幅、衆合地獄幅、阿鼻地獄幅の絵が映されています。

 

次回は来週19日(金)で、生産技術研究所の芦原聡教授より『「美しい赤外線」のもつ可能性:分子を観る・操る』という講義が予定されています。

No10 進路講演会を行いました。

令和5年5月12日(金)に進路講演会を行いました。

外部から講師を招いて聞く話は新鮮で、新たな視点や気づきを得られたのではないでしょうか。

講演会では進路目標(テーマ)を定めて教科学習(努力)を重ねることの大切さを中心に、学校の調べ方、模試の活用の仕方など、為になる話をいただき、とても有意義な時間となりました。

講演会の後は、クラスごとにワークシートを用いながら、入試に向けた1年間の流れについて説明を受けました。

自分がどんな将来を選択するのか、そのためには何をしたらいいのか、考えて行動するためのきっかけにしてほしいと思います。

No9 遠足に行きました。

令和5年4月27日(木)は遠足の日。

学年ごとにそれぞれの目的地で有意義に過ごすことができました。

みなさん、充実した1日になりましたか?

 

1年生は伊香保グリーン牧場へ行きました。

到着したら班ごとに分かれて、いざカレー作り。

班のメンバーと協力し、分担しながら取り組むことで、活動を通して学級での集団づくりを深めることができました。

 

2年生は修学旅行を想定して、都内での班別自主学習に取り組みました。

スタート地点は東京駅。

巡る順番のコーディネートやスケジューリングをしながら、どの班も無事、16時までに池袋へ到着することができました。

 

3年生は山梨県にある森と湖の楽園に行きました。

森と湖の楽園には大きな全天候型バーベキュー場があります。

この施設を利活用したバーベキューを通してクラス内の交流を深めることができました。

  

No8 東京大学 金曜講座(2回目)

東京大学 金曜講座 今回のテーマは「詩を学ぶ意義」についてでした。

「論語」の解釈を題材に、文系研究者の執念を感じるような講義でした。

「詩経」は古代中国の為政者の共通の教養であって暗唱できるものだったそうです。

その中には道徳的に問題のある「淫詩」も含まれています。

そのことについて論語の中で孔子は「思無邪(思いよこしま無し)」と言っているそうです。

このことを整合的に説明するにはどうしたらよいか、三人の儒者の解釈を踏まえて思無邪について60分語っていました。


来週28日(金)は生命を支える手術ロボットシステムについてです。

No7 東京理科大学 坊っちゃん講座が始まりました。

初回のテーマは「ナノって何なの? 小さな構造が機能を決める」

担当講師は東京理科大学先進工学部機能デザイン工学科准教授、梅澤雅和先生です。


水と油は混じりあいません。

水分が6割以上であるヒトの体の中で血流にのって 脂質が運ばれる仕組みや、とても壊れやすいmRNAが使われた今回の新型コロナvirusのワクチンがどのような仕組みで働くのかなどの話でした。

マイナス80℃以下に保っていないとワクチンの効果が薄れるというニュース記事を思い出す方もいるかと思います。

先生自身は陸上競技をやっていて東京理科大学チームで箱根駅伝の予選会にも出場していたそうです。

 

参考図書として

有賀克彦・中山知信『未来の科学者のためのナノテクガイドブック』(NTS、2016)を挙げておきます。

写真の左側が講師の梅沢先生、右側がいつもの松田先生です。

No6 令和5年度離任式が行われました。

 4月21日(金)令和5年の人事異動で、本校から異動された先生方を迎え、離任式が実施されました。校長先生からの紹介の後、異動された先生方からは、所北生への期待とエールを込めた離任の挨拶をいただきました。先生方からの期待に応えられるよう、日々の授業、部活動、学校行事に真摯に取り組んでいきます。

No5 東京大学 高校生と大学生のための金曜特別講座 今年も始まりました。

本校では先日、東京大学の夏学期の金曜講座の予定を教室掲示しました。

今後の東京理科大学の「坊っちゃん講座」の予定も掲示してあります。これから始まる東北大学の工学部の公開講座も掲示する予定です。

このように各大学が高校生向けに公開講座を開いているものを周知し、生徒の参加を呼びかけています。

中学生のころに高校生活がイメージできないのと同様に、大学生活や大学の授業等は想像しにくいものです。

そこで実際に講義を受けて、研究者の話を聴くことで大学の雰囲気を知りましょうという取組です。


さて、今回は、高校生と大学生のための金曜特別講座の初回、「敵か味方か?植物の病原菌にも共生菌にもなる微生物」と題して菌類と植物との関係についての内容でした。

微生物は植物にとって、条件によっては病気の原因となる場合もあるし、共生してWin-Winの関係になる場合もあり、ドラえもんのジャイアンが通常はいじめっ子なのに映画では仲間思いのいい人になるというような、植物に対する微生物の良い悪いを分けるメカニズムが面白いそうです。

 

ちなみに、東京理科大学の「坊っちゃん講座」の運営に関わる学生スタッフに、本校の卒業生が複数いますが、彼ら彼女らは在校当時からこの講座に参加していました。

いつもの話です。

大学に入ることが目的ではなくそこで何をするかが大事。

人生のうち輝いている20歳前後にどこで何を学んで後の人生に生かすか。

ちょっと背伸びをして大学の講義を受けてみましょう。

やらなくても済むことですが参加してみると知の大海が広がっていますよ。

No4 理数科対面式を行いました。

4月12日(水)、理数科3学年による対面式を行いました。

対面式では、2年生から昨年度実施された2泊3日の臨海実習と日帰りの筑波学園都市見学の紹介、3年生からは課題研究の説明および生物分野と科学分野の発表がありました。

後半は各学年2名ずつの合同チームを20班に分かれて、レクリエーションに取り組みました。

「伸ばして伸ばしてペーパーブリッチ」と題して新聞紙で生徒用机2つを足場にする橋を作り、長さを競いました。

最高記録は32.15m!

1位になったチームの皆さん、おめでとうございます。

記録も去ることながら、このレクリエーションで学年を超えた友情という輪が芽生えたチームがたくさんあったことが印象的で素晴らしかったです。 

さて、1年生の皆さん、これからの3年間で活躍のステージが多くあります。

日々の学習・部活動・行事を楽しむだけではもったいないですよ。

自分の可能性も楽しんでください。

  

No3 対面式が行われました。

4月10日(月)、生徒会主催の対面式が行われ、全校生徒が初めて顔を合わせました。

「対面」での実施は4年ぶり。

全校生徒が一堂に会するとさすがに圧巻です。

対面式では、生徒会長や新入生代表からそれぞれあいさつがあり、部活動の紹介や学校生活についてのオリエンテーションがありました。

いよいよ部活動の見学・体験がはじまりました。

ピンクのパーカーに身を包み、運営スタッフとして活躍した生徒会のみなさん、ありがとうございました。