女子バレーボール部だより
【女子バレーボール部】令和4年度 高校総体 結果報告
令和4年5月30日(月),上記大会が本校の隣に位置する所沢市民体育館にて行われました。昨年,今大会で県大会の出場を決めており,2年連続出場をかけて,皆が意気込んだ試合でした。相手はふじみ野高校。県大会出場有力な強豪相手ですが,自分たちを信じ,必ず勝つと意気込んで大会へ臨みました。
1セット目の序盤は,普段練習しない大きな体育館,大会の雰囲気で選手は緊張しており,なかなか相手のサーブを切ることができませんでした。一時は7点ビハインド,相手の流れを止めることができません。しかし,2年生のMB大西のスパイクや,OP清水のサーブなどで,徐々にペースを取り戻し始めます。そろそろ強烈な1点が欲しいと思う中盤,キャプテン兼OH神瀬がしっかりとスパイクを決めてくれました。この瞬間のガッツポーズや,チームみんなの喜ぶ姿は忘れられません。それに追従するように,3年生のMB石井も,しっかりとスパイクで点を取ってくれました。また,10-18の局面で,相手がサーブ順のミスをし試合が止まり,11-17から試合再開するというハプニングもありました。結果として12-25で1セット目を落とします。
運命の2セット目。絶対に落とせないセットです。2年生OH奥垣内のサービスエースから始まり,幸先の良いスタートとなりました。しかし,そこからふじみ野ペースに戻されてしまいます。途中,キャプテン神瀬のブロック,MB石井のレシーブ,セッター益田のトスで繋いで点数を取るというシーンがありました。3年生全員が関わるという素晴らしいシーンです。高校からバレーを始めた石井が素晴らしいレシーブをすることで,チームみんなが沸いた瞬間でした。益田のどんなボールでも繋ぐという姿勢は,チームみんなを奮起させたことでしょう。その後,キャプテン神瀬のスパイクやサーブで徐々に勢いをつけ始めます。また,2年生のMB中野がピンチサーバー,山口がリベロとして試合に入り,華々しい公式戦デビューをしました。前顧問の田口先生も応援に来てくださり,チームみんなが安心して試合できたことでしょう。奮闘するも,10-25で2セット目を落とします。
惜しくも県大会出場は逃しましたが,一人一人ができることややるべきことをやり,チーム全員が関われた試合となりました。この経験を,次世代の2年生たちがきっと繋いでくれることでしょう。
そして,人数が少ない中,3年生は最後まで頑張ってくれました。現在は1,2年生へとバトンを渡していますが,この3年生が繋いでくれたものはたくさんあるはずです。“繋ぐ”ことこそ,バレーボールです。
また,この大会を通して,保護者の方々や学校関係者の皆様におかれましても,たくさんのご声援やご協力をいただき,ありがとうございました。引き続き,所沢北高校女子バレー部をよろしくお願いいたします。
【女子バレー部】令和3年度 新人大会 結果報告
令和4年1月15日(土),上記大会が県立坂戸高校にて行われました。昨年に引き続き,再び新型コロナウイルスが蔓延してきている中,2年ぶりとなる今大会となります。感染防止対策を徹底しながら,大会が行われました。
相手は川越初雁高校。選手権大会でも代表決定戦を最後まで戦い抜いた強者です。練習してきた成果や持てる力を全て出し切ろうとみな力強く大会に臨みました。
1セット目は途中6点差まで離されましたが,サイドからキャプテン神瀬,1年奥垣内,ミドルの石井,大西が攻め込みます。しかし,さすが川越初雁。所沢北の攻めに対しても,粘り強く食らいついてきます。最後はそのまま逃げ切られてしまい,20-25で1セット目を落とします。
2セット目は序盤の立ち上がり,初雁のサーブをなかなか切ることができませんでした。1セット目の勢いに乗りたい所でしたが,自分たちのミスも続き,6点ビハインドのスタートとなってしまいました。その後も流れに乗った初雁は1セット目同様,なかなかボールを落とさず,エースの攻撃を止めることができませんでした。こちらもライト清水がレシーブで繋ぎ,セッター益田が懸命にトスを上げ,途中ピンチの場面ではリベロ山口が相手の流れを切ってくれました。しかし,序盤の点差が響き,このセットも15-25で落とします。
この半年でチーム状況も大きく変わりました。文字通り新人戦となった今大会ですが,選手たちは自分たちのできることをしようとしっかりと準備をしてきました。まだまだ公式戦での勝利にはつながっていませんが,新年度では気持ちも技術もより成長した選手たちになって大会を迎えてくれると思います。
また,この大会を通して,保護者の皆様におかれましても,たくさんのご声援やご協力をいただき,ありがとうございました。引き続き,所沢北高校女子バレー部をよろしくお願いいたします。
【女子バレー部】令和3年度 選手権大会西部支部予選会 報告
10月23日(土)、選手権大会西部支部予選会が行われました。3年生が引退し、2年生と1年生主体のチームとなってから初めての大会となります。また、このコロナ禍で練習や試合があまりできていない中、本校では前日まで中間考査という忙しいスケジュールでした。不安はあるものの、自分たちがやってきたことを信じて力を出し切ろうと、チームみんなで意気込んで大会に臨みました。
結果は0-2のストレート負けでした。途中、行川のブロックや中山のスパイクで流れを引き寄せるシーンもありましたが、大会の雰囲気や相手のサーブに圧倒され、自分たちのペースに持っていくことができませんでした。
全体として、試合経験の少なさや課題の見えてくる悔しい敗戦となってしまいました。この敗戦をバネに、これからまたチームみんなで力をつけていきたいと思います。コロナに負けず自分に負けず、来年に行われる次の新人大会に向けて精進していきたいと思います。
また、この大会を通して、保護者の皆様におかれましても、たくさんのご声援・ご協力をいただき、ありがとうございました。引き続き、所沢北高校女子バレー部をよろしくお願いいたします。
【女子バレー部】部活動体験
7月26日(月)、本校において中学生が来校しての部活動体験が行われました。このHPであらかじめ告知していたこともあり、16名という多数の中学生たちが体験に来てくれました。中学校で経験している生徒はもちろん、高校からバレーボールを始めたいと思っている生徒たちも来てくれました。喜ばしいことに、普段の倍以上の人数で体育館が賑わっていました。本校の生徒たちも、コロナウイルス感染症対策を徹底しながら、積極的に中学生たちに話しかけたり、技術指導をしてくれました。また、このような中学生との交流も本校生徒にとっては新鮮であり、とても貴重な経験になったのではないでしょうか。
これから受験期を迎えるであろう中学生や保護者の皆様、お忙しい中ご来校いただき、ありがとうございました。この体験が、少しでも今後の学校選びやバレーボールに対しての意欲につながってもらえると幸いです。
加えてになりますが、現在、3年生が引退して1・2年生の新チームで活動しています。部長兼ゲームキャプテン:神瀬(2年)、副部長:澤田(2年)が新たにチームを牽引しています。今まで支えてきてくれた3年生がいない現在ですが、挨拶を忘れず、顧問・生徒ともに切磋琢磨しております。この夏を乗り越えて立派なチームに成長できるよう精進して参りますので、今後とも、本校女子バレー部をよろしくお願いいたします。
【女子バレー部】高校総体県予選会 報告
6月15日(火)、深谷市総合体育館にて、上記大会が行われました。大会はまだ実施している最中ですが、本校女子バレー部の報告になります。
所沢北高校の試合は第3試合目でした。遠方であり、このチームで初めての県大会だったため、向かっている最中でも様々な思いがあったのではないでしょうか。私は役員として先に会場入りし、チームが到着するのを待っていました。
会場で合流し、改めて県大会に来たと、みな感慨深く感じていたことと思います。初めての会場、チームや選手の多さ、体育館の広さ、どれをとっても新鮮だったことと思います。この場に来られたことを、とても嬉しく感じていたことでしょう。3年のマネージャー竹内も、試合の準備万端と、頼もしい限りでした。
第2試合が終わり、第3試合である所北と春日部女子の練習が始まります。みな最初は少し緊張しているようでした。それもそのはず、体育館は大きく、今まで練習試合や地区予選で慣れていた会場とは雰囲気や会場の広さが違います。今までよりも声も視野もプレーも大きくすることが求められます。
そして、試合開始です。全ての想いをぶつけるべく、試合に臨みました。スタメンは地区予選同様、セッター岩崎、ミドル坂本・澤田、サイド小橋・中山・神瀬です。“まずはサーブで攻めよう”と、チームで練習してきました。その甲斐もあってか、スタートは順調でした。練習してきたサーブや、坂本・小橋の強気のスパイクが相手に突き刺さります。岩崎も安定したトスやサーブでチームに貢献します。しっかりと練習してきたブロックも上手に機能し、澤田や神瀬の安定したレシーブもチームを救ってくれました。中山もフェイントなどのこぼれ球をしっかり拾ってくれました。
一進一退の攻防が続きます。相手もなかなか諦めようとはしません。お互いに粘りを見せていました。なかなかこちらのリードに持ち込むことができません。序盤、相手にリードを許してしまいました。こちらもさまざまな攻撃で応戦するも、終始点差を埋めることができませんでした。苦しい場面でしたが、中盤、神瀬のサーブが光ります。残り1点差というところまで追いつき、相手を苦しめます。さらに進撃は続き、坂本が攻撃を決めた時のガッツポーズは忘れられません。所沢北に坂本あり、そういう頼もしいプレイングでした。小橋のインナースパイクも切れ味が素晴らしかったです。終盤、こちらの諦めない姿勢で、20対19とリードします。お互い20点台の接戦です。澤田も強気のスパイクで点数をとります。しかし、最後は相手の粘りに負け、22―25で1セット目を落とします。
“まだ終わっていない、次のセットこそは取ってやる”と、みな気持ちを切り替えていました。ここがチームで一番成長した部分だと感じています。また、応援やベンチにいる選手、マネージャー竹内の支えがあり、みな安心して次のセットへ臨みました。
2セット目が始まりました。序盤、相手コートの空いている部分を見つけて攻める攻撃で、リードをします。1セット目以上に声や元気を出して、応戦します。坂本や中山の声も響き渡っていました。岩崎の丁寧なトスでリズムを取り戻します。澤田のブロックが相手を苦しめ、たまらず相手もタイムアウトを取りました。しかし、相手もそこから息を吹き返したようでした。所北のサーブカットが乱れてしまうなど、徐々にリズムが崩れ始めます。相手にリードを許し、なかなか点差を縮めることができません。中盤では10−15と、相手のペースに飲まれてしまいます。しかし、そこで諦めたりはしないのがチーム所北です。坂本がみんなを鼓舞し、なんとか巻き返そうと引っ張ります。みなもそれに奮起し、攻撃の手を緩めることはありませんでした。しかし、最後まで点差は縮まらず、18―25で試合を終えました。
春日部女子高校はやはり手強い相手でしたが、所北の選手も、最後まで諦めずによく戦ったと思います。この高校総体で3年生は引退となりますが、有終の美を飾ることができたのではないでしょうか。そして、この舞台を経験したことで、2年生・1年生もより大きなステージを目指したいと思ったのではないでしょうか。先輩たちの姿を見て、後輩たちのさらなる成長を期待しています。新チームは2年生6名、1年生7名で、これからまた精進していきたいと思います。
最後になりますが、この大会を通して、保護者の皆様におかれましても、たくさんのご声援・ご協力をいただき、ありがとうございました。このチームで初めての県大会でしたが、選手たちは自信を持って立派に戦っていたと思います。引き続き、所沢北高校女子バレーボール部をよろしくお願いいたします。