所北トピックス2023
No40 生物部の夏合宿報告
8月4日(金)から6日(日)までの二泊三日の日程で合宿を行いました。
場所は神奈川県三浦市の城ケ島や油壷周辺です。
東京大学の三崎臨海実験所の実習船をお借りして底生生物の観察を行いました。
一部ですが写真を紹介します。
☆詳しくはHPの生物部のページをご覧ください。準備ができ次第、報告を掲載します。
No39 臨海実習3日目(理数科8期生)
8月3日(木)、臨海実習3日目です。
3日目は、地学実習として、城ヶ島を歩いて地質の観察を行いました。
各地点での走向・傾斜をクリノメーターを使って測定し、城ヶ島がどのように褶曲(地層が曲がりくねって変形している現象のこと)しているかを自分たちの目と手で確かめました。
また生痕化石、火炎構造などといった、いくつかの特殊な地層を観察することもできました。
本日で2泊3日の臨海実習が終わります。
天候に恵まれ、予定していた全行程を無事に終えることができました。
朝から晩まで実習という3日間でしたので、生徒たちには少し疲れた様子も見られますが、充実感にひったているようにも感じられます。
この3日間で学んだことをぜひ、今後の勉強や進路活動に活かし、どんどん成長してほしいと思います。
No38 臨海実習2日目(理数科8期生)
8月2日(水)、臨海実習2日目。
今日は城ヶ島の「すましと海岸」で海岸動物実習を行いました。
タコ、カニ、イソギンチャク、ナマコ、ウニ、その他多くの海岸動物を観察し、その一部を採集し、その他の動物は海に還しました。
午後は城ヶ島ダイビングセンターにて海岸動物の同定を行いました。
じっくりと分類・観察し、班ごとに海岸動物リストを作成しました。
昨日に引き続き、暑い中での実習となりましたが、楽しく刺激的な学びができた1日となりました。
最終日は地学実習を行います。城ヶ島の複雑な地形を歩きながら観察し、有意義な実習にして欲しいと思います。
No37 臨海実習1日目(理数科8期生)
8月1日(火)、理数科1学年の臨海実習が始まりました。
臨海実習は、神奈川県三浦市三崎町城ケ島で、海岸での実習や地学の野外調査などの実習を2泊3日で行います。
1日目の本日は、城ヶ島岸壁で北里大学の山田先生にレクチャーを受けながら、プランクトンの採集を行いました。
暑い中での実習でしたが、体調不良は出ずに無事作業を終える事ができました。
ホテルに到着してからは、北里大学の山田先生の講義を受けたのち、採集したプランクトンを実際に顕微鏡で観察しました。
夕食後もプランクトンリストの作成などの実習が続きますが、普段の授業では経験できない活動を、五感をフル活用して楽しんでほしいと思います。
No36 学際的な学び推進事業の広告クリエイター研修に参加しています
県の事業の取組としてZoomによるオンラインで「言葉と広告」と題しての研修が行われています。
講師は「電通総研 アクティブラーニングこんなのどうだろう研究所」の舘林恵先生です。
プロのコピーライターによるオンラインワークショップをとなりました。
キャッチコピーを考えるお題は「埼玉県の魅力」 を訴求力ある「言葉」で表現するというもので、この難題に挑戦しました。
研修の後半で実際のテレビCM 味の素 Cook Do香味ペースト「チャー活アニキ」編の作成中の裏話など現場を知っている先生からの貴重な情報も披露されました。
8月18日には、株式会社電通・電通ホールでの広告クリエイター体験(CМ作りワークショップ)を予定しています。
部活に補講に研修に、夏も毎日、大充実しています!!
No35 「ゼロカーボンシティ所沢市・狭山丘陵でのカーボンニュートラル・緑地保全体験」に生徒・教職員が参加しました。
7月25日(火)、(株)JTBの「地球いきいきプロジェクト」による「ゼロカーボンシティ所沢市・狭山丘陵でのカーボンニュートラル・緑地保全体験」に本校生徒10名及び教職員2名が招待されました。午前中は、上山口堀口天満天神社周辺里山保全地域にて、所沢市が推進しているクアオルト健康ウォーキングを体験しながら、所沢市や狭山丘陵の歴史について学びました。午後は、所沢市の職員から気候変動により世界中で起こっている環境破壊や生命危機についての講義や所沢市のゼロカーボンに向けた取組、緑地や生物多様性保全について情報提供が行われました。また、参加した企業5社からもカーボンニュートラルに向けた各企業の具体的な取組についての説明がありました。本校からも、昨年度のカーボンニュートラル・ワークショップや今年度のカーボンニュートラル・セミナーを受講した生徒が、学んだこと・考えたこと・実践につなげようとしていることなどを堂々と発表しました。その後、生徒と企業等の社会人がグループ協議を行い、学校・企業・自治体等が連携して取り組めることを全体で共有しました。生徒が、保護者や教員以外の社会人と意見交換のできる貴重な体験となりました。
No34 1年生を対象とした「カーボンニュートラル・セミナー」を開催しました。
7月13日(木)14日(金)の2日間をかけて、1学年全生徒に向けて「カーボンニュートラル・セミナー」を実施しました。生徒たちはこのセミナーに向け、事前にテキストブックを読み込んだり、NHKスペシャルの動画でカーボンニュートラルについて学んだりしてきました。当日は、所沢市役所及び(社)環境政策対話研究所の協力の下、1日目は大学教授等の専門家によるレクチャーとグループ協議・発表等、2日目は所沢市の取組やCYJ(青年環境NGO)の活動について学んだ後、登壇者との質疑応答やグループ協議・発表等を行いました。生徒たちは、カーボンニュートラルに関する専門的な知識を得るとともに、行政やNGOの具体的な活動を通して、自分事として捉えることができたようでした。今後の普通科の総合的な探究の時間や理数科の課題研究につながることを期待しています。
No33 1学期終業式が行われました。
今日の終業式では、校長講話、夏休みの過ごし方、各学年の段階における進路実現に向けての話があり、身が引き締まるとともに、所北の生徒らしい善行の紹介もあり、誇らしい気持ちになりました。
いよいよ夏休みが始まるんだ、という実感が湧きまたしね。
終業式に引き続いて、表彰式、全国大会へ行く生徒の壮行会がありました。
所北を代表して活躍する生徒が増えて本当に頼もしい限りです。
というわけで1学期が終わってしまいましたね。
学期末、生徒会が校舎内に七夕飾りを置くと、多くの生徒が様々な願いを込めて短冊を書き、飾っていました。
1学期の目標を書いている生徒もいれば、将来のことを書いている生徒もいて、素敵な願いがたくさんありました。
目標や夢が達成されたら理想的ですが、その過程で新たな道が開かれること、新たな出会いに遭遇することもまた、目標や夢に向かうからこそ得られる貴重な選択肢です。
この夏休み、ぜひ有意義に過ごしてください。
私たちは皆さんの頑張りを応援しています。
No32 日本生物学オリンピック2023予選を行いました。
今年度の生物学オリンピック予選が7月16日(日)に本校においても実施されました。
県内の設定会場が3会場(埼玉大学・日本薬科大学・本校)あり、その内の特例会場が1会場となります。
全国で3900人ほどが挑戦した今年度の予選は、オンラインではなくコロナ禍以後初の会場実施となりました。
本校からの参加は14名、対数の公式を用いる理論問題など20問ほどが出題され90分間の格闘戦となりました。
予選を勝ち抜くと、本選が静岡大学で8月17日から20日の日程で行われますが、それに挑戦できるのは全体の80名ほどです。
さらに代表選抜試験を経て、来年の7月にカザフスタン共和国で行われる国際大会に4名が派遣されます。
本選参加資格者の発表は7月下旬、8月中旬には全員に順位や得点が知らされます。
JBO(日本生物オリンピック)のHPで予選の問題の解答と解説が見られますのでチェックしておきましょう。
納得がいかなければ生物室まで来てください。
質問大歓迎です。
秋には科学の甲子園や数学オリンピックも控えています。
時期がきたら募集しますので準備をしておいてください。
「Chance favors the prepared mind」
フランスの細菌学者ルイ・パスツールの言葉です。
訳してみてくださいね。
No31 慶応大学医学部の井上教授と葛窪シェフを招いて地産地消について考えました。
7月17日(月)に慶応大学GSC事業と一般財団法人いのうえ生命の財団との共催で食育のイベントを行いました。
本校生徒のほかに所沢西高校の生徒も併せて30名ほどが参加しました。
まず、井上先生による講演を聴きました。
演題は「生産者・シェフと一緒に地産地消を考えましょう」でした。
野菜等をスーパーマーケットで購入する場合に鮮度や値段を優先して選んでおり産地は軽視されています。
しかし、生産地が近いものを消費することで必要以上の環境負荷がかからないそうです。
確かに遠くのものより近場のものを消費するほうが物流のコストが下がりますし、地球にやさしい行動のように感じました。
また、フードロスについての話では、小売店では消費期限の6時間前に廃棄されていることが取り上げられました。
このフードロスを解消するだけで食べ物の自給率が40%から60%に向上するとの試算があるようです。
医学部の教授ならではの内容として印象に残ったこととしては、油の臓器は肝臓と膵臓だそうです。
タンパク質の分解で生じるアンモニアが肝臓で処理しきれないと脳などに溜まって肝性脳症となり異常行動をとるそうです。
緊急搬送された患者さんが錯乱している状態で壁や窓に衝突しながら走り回るという症例があるとのことでした。
肝臓は大事にしましょうね。
また、膵臓の働きとしては、ランゲルハンス島(膵島)のB細胞からインスリンが分泌されます。
インスリンは血液中のブドウ糖(血糖)を筋肉などに取り込まれるよう促す働きがあります。
だから血糖値が下がるのです。
この働きが機能しなくなると、毛細血管などが「砂糖漬け」となりダメージを受けます。
また、血行が悪くなり、網膜の血管に影響が出ると失明や足先の壊死など影響が出ます。
さらに、筋肉がグルコースを利用しにくくなるので筋肉の量が減りやせ細るのだそうです。
その他にも、一卵性双生児の老化の話や満腹と寿命の話やなぜ女性は便秘に悩まされるかなど興味深い内容ばかりの1時間の講義でした。
さあ、その後はいよいよ調理室でフランス料理の試食です。
葛窪拓真さんは小田原のレストランのオーナーシェフで地元野菜を使った創作フレンチを披露してくださいました。
色の異なるトマトの食べ比べやニンジンの花を食べました。
生徒から「フランス料理で大切にしていることは?」との質問があり、「素材を殺さない、ソースでごまかさないことが大事」とのお言葉をいただきました。
深い言葉ですね。
進路選択については、生徒達に「最後に決めるのは自分」との言葉をいただきました。
葛窪シェフは高校に進学せずに料理の道を志しフランスで5年ほど修行したそうです。
前回、和食の回で「分とく山 野崎料理長」からもありがたいお言葉をたくさんいただきました。
同じ言葉でも、発する人の経歴によって重みや感じ方が違ってきますね。
今回も本当に深くて重い言葉をたくさんいただきました。
ありがとうございました。
次回はパンとケーキを企画しています。