所北トピックス2019(2学期)

所北トピックス2019(2学期)

No121 集積回路(IC)とメモリ技術の勉強をしてきました

東京理科大学で
集積回路(IC)とメモリ技術の勉強をしてきました。


 9月21日(土)に東京理科大学 坊ちゃん講座に参加してきました。講師の先生は 東芝メモリ株式会社の松野隼也 先生。 テーマは「集積回路とメモリ技術でワクワクする未来の創り方」でした。

写真は神楽坂キャンパス2号館前です。

 松野先生は、2018年度の東京理科大学理窓博士会(同窓会)の学術奨励賞を受賞しています。
 ちなみに東芝メモリ株式会社は この10月1日からキオクシア KIOXIA Corporationに社名を変更するそうです。
 まずは集積回路(IC)のお話しです。携帯電話の分野では1985年のショルダーフォンから2007年のスマートフォンと移り変わりました。ショルダーフォンはレンタル料が20万円で電話機能だけで重量は3Kgもありました。スマートフォンは機種代が7万円ほどで、電話・ネット・ゲームなど多機能です。つまり小さくて軽くて安価な記憶媒体や計算機能を持つICが生活の隅々で利用されるようになって現在の便利な日常生活が可能になっています。たとえばデジカメやパソコン、カーナビや自動車、SDカードなどなどです。そのICの原理や仕組みについて分かり易く講義していただきました。そして人工知能AIや自動運転、さらには予防医学やインフラの維持管理までメモリICの可能性が示唆されました。
 松野先生は、「社会人ドクター」なる制度で東芝に所属していながら、理科大で3年間の研究をしたそうです。生活が保障されていながら母校で研究ができる環境はとても恵まれていると言っていました。マスターを出てから就職して研究を続けられるこの仕組みは知っておいてください。



講義の後は主催の松田先生と講師の松野先生と茶話会です。右から2番目のスーツの方が松野先生で物理部の2年生が質問しているところです。


公開講座の次回は 東京大学 金曜講座 テーマは
 「小規模実験で素粒子と宇宙の謎に迫る」
日時:2019年 9月27日(金) 17時30分から
場所:東京大学教養学部 講師:松田 恭幸東京大学 教養学部 統合自然科学科・教授
【講義概要】
物質は何から出来ているのでしょう? 宇宙はどのように生まれたのでしょう? 人類が問い続けてきた謎に答えるべく、私たちの研究グループがスイス郊外にある CERN で行っている(でも LHC のような大きい装置を使わない)実験を紹介します。

保護者の参加も歓迎します。生徒経由で生物室までお知らせください。

NO120 初任者研修

今年度初めて先生になった人は、初任者研修を受け、研鑽を重ねています。

学校では、その一環として研究授業も実施します。

授業は、「知識構成型ジグソー法」という手法によるもので、生徒は互いに自分の意見を述べ合い、一人では考えつかないことも気付くなど学びを深めいたようです。

No119 教育実習生

本校では春と秋に卒業生が教育実習生がまいります。

今週はその最終週ということで多くの実習生が研究授業に取り組みました。

さすがは所北卒業生です。
みな、入念な準備をし堂々と授業をしていました。

実習生の港は、是非同僚として、時代を担う子供たちの健やかな成長のために働いていきたいと願っています。