ブログ

タグ:理数科

No68 実施報告 理数科体験授業

令和5年11月11日(土)に本校を会場として数学・物理・化学・生物の4分野で理数科体験授業を実施しました。

約90名の中学生とその保護者が来校し、高校での授業の雰囲気を少しだけ体験しました。

いかがでしたでしょうか??

今回実施した授業のテーマは以下の通りです。

数学:虚数への戦略(ストラテジー)

物理:光通信

化学:どこまで続くの? 長~いナイロン

生物:生命の誕生

 

来年度入学する1年生は理数科9期生となります。

今回は「お客さん」でしたが入学したら授業も部活動も所北の「生徒」になります。

夏の臨海実習や大学・研究機関の実習など準備しています。

もちろん課題研究も2年次と3年次の2年間にわたって実施することができます。

学力検査は傾斜配点です。数学と理科に力を入れて勉強しておいてくださいね。

待っています。

No39 臨海実習3日目(理数科8期生)

8月3日(木)、臨海実習3日目です。

3日目は、地学実習として、城ヶ島を歩いて地質の観察を行いました。

各地点での走向・傾斜をクリノメーターを使って測定し、城ヶ島がどのように褶曲(地層が曲がりくねって変形している現象のこと)しているかを自分たちの目と手で確かめました。

また生痕化石、火炎構造などといった、いくつかの特殊な地層を観察することもできました。

本日で2泊3日の臨海実習が終わります。

天候に恵まれ、予定していた全行程を無事に終えることができました。

朝から晩まで実習という3日間でしたので、生徒たちには少し疲れた様子も見られますが、充実感にひったているようにも感じられます。

この3日間で学んだことをぜひ、今後の勉強や進路活動に活かし、どんどん成長してほしいと思います。

 

 

No38 臨海実習2日目(理数科8期生)

8月2日(水)、臨海実習2日目。

今日は城ヶ島の「すましと海岸」で海岸動物実習を行いました。

タコ、カニ、イソギンチャク、ナマコ、ウニ、その他多くの海岸動物を観察し、その一部を採集し、その他の動物は海に還しました。

午後は城ヶ島ダイビングセンターにて海岸動物の同定を行いました。

じっくりと分類・観察し、班ごとに海岸動物リストを作成しました。

昨日に引き続き、暑い中での実習となりましたが、楽しく刺激的な学びができた1日となりました。

最終日は地学実習を行います。城ヶ島の複雑な地形を歩きながら観察し、有意義な実習にして欲しいと思います。

  

 

No37 臨海実習1日目(理数科8期生)

8月1日(火)、理数科1学年の臨海実習が始まりました。

臨海実習は、神奈川県三浦市三崎町城ケ島で、海岸での実習や地学の野外調査などの実習を2泊3日で行います。

1日目の本日は、城ヶ島岸壁で北里大学の山田先生にレクチャーを受けながら、プランクトンの採集を行いました。

暑い中での実習でしたが、体調不良は出ずに無事作業を終える事ができました。

ホテルに到着してからは、北里大学の山田先生の講義を受けたのち、採集したプランクトンを実際に顕微鏡で観察しました。

夕食後もプランクトンリストの作成などの実習が続きますが、普段の授業では経験できない活動を、五感をフル活用して楽しんでほしいと思います。

  

No22 理数科2年生 課題研究進行中

理数科2年生の課題研究では、各班それぞれに取組を進めているところです。

いくつかの班の様子を紹介します。

 

土壌生物と環境条件について研究している生物分野のある班の予備実験の様子です。

ツルグレン装置を使って身近な土壌中に生息している生物について調べています。

ツルグレン装置の原理はいたって簡単です。

校内から土をとってきてザルの上にのせて上から光を当て加熱します。

すると土壌生物は、自分たちが過ごしやすい暗くて涼しい下のほうに移動します。

この性質を利用することで、土壌生物を漏斗の先から出し、消毒用アルコールで固定されます。

検索図などを使って分類・同定し、採取した地点の土壌に生息する微生物の多様性についても考察できます。

地味な作業ですが、評論家ではなく実践家であれということでしょうか。

カナヘビについて調べている班では、個体の捕獲目標を20匹としています。

まずは実験を行うための動物を恒常的に安定的に飼育し続けないと実験ができません。

おや、すでに捕獲しているカナヘビのうち、脱皮している個体がいたようですよ。

 


化学分野では、火薬を使わずに安全に花火を作りたいとのモチベーションから、手持ち線香花火の自作を目指している班があります。

また、消臭剤の原料を見つけるという班では、企業秘密の壁に挑むようです。

 

各班、課題や進行状況は様々ですが、どの班も大いに奮闘中です。

 

No16 理数科2年生(7期生)の課題研究で研究目的のプレゼンを行いました。

理数科で開講されている「理数探究」では、班ごとに研究テーマを決めて、2年生から3年生にかけて課題研究を行っています。

先日、2年生が研究目的プレゼンテーションを班ごとに行いました。

各班の現在の研究テーマは以下の通りです。

物理1班 割りばしでコストパフォーマンスの大会橋を作る

  2班 建物の形状、基礎部分と耐風性との関係

  3班 衝撃吸収に最も適した素材は何か

化学1班 様々な金属を用いて任意の形の金属樹を生成する

  2班 新たな消臭剤の原料を見つける

  3班 安全と環境に配慮した火薬を使わない手持ち花火を作る

生物1班 カマキリを寄生から救う~ハリガネムシの寄生を回避~

  2班 土壌微生物の分解における温度別最適pH

  3班 カナヘビのとる行動と社会性

地学班   三浦半島・剱崎の放散虫化石年代

数学班   LOP問題のおける整数計画法以外の解法 

 

教科書にある授業時間内で完結するような確認のための実験ではなく、自らの疑問や関心が元になって設定したテーマで行う無制限一本勝負の研究です。

3年生の秋ごろに開催される成果発表に向けて、大変かもしれませんが、絶対楽しいですよ。

当日のプレゼンでは、これまでリサーチした先行研究や班で考案した研究手法などの膨大な情報を1枚のシートに整理し、短時間で発表を行いました。

助言者役の先生からは、いくつかの質問に加え、着眼点の良さや、研究手法へのアドバイスなどがあり、今後、研究を進めていく上で必要な多くの気づきや研究を深めるための考え方などを知ることができました。

この発表が今後、どのように進展していくのか、今から楽しみです。