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【SSH】生物部が第72回日本生態学会(札幌大会)で研究発表しました
令和7年3月16日(日)、北海道の札幌コンベンションセンターで開催された第72回日本生態学会の高校生ポスター発表に、生物部7名が参加しました。
発表の前日に羽田空港から新千歳空港まで空路で渡り、雪が散らつく北海道を札幌まで移動しました。
研究題目は『伐採でサクラを守るクビアカツヤカミキリに対する「所沢北式防除策」の提案』で、生物部として4年間継続して取り組んでいる外来種問題についての研究発表です。
高校生どうしの交流だけでなく、学会に参加している研究者の方々から多くの助言をいただき、北海道から沢山の刺激を持ち帰ってきました。
【SSH】所北生物部がチームアライグマとして「彩の国埼玉環境大賞」の優秀賞を受賞
「彩の国埼玉環境大賞」とは、環境保全に関する意識の醸成及び行動の促進を図るために優れた取り組みをしている個人や団体を表彰するものです。
令和6年度は大賞2組、優秀賞11組、奨励賞5組が選ばれました。
所北生物部が参加している「チームアライグマ」とは、県立高応11校の生物系の部活動がつくっている研究グループです。
アライグマやクビアカツヤカミキリなど特定外来生物の調査研究など、生物多様性・生態系保全を目指して活動しています。
所北生物部はチームとしてだけでなく、独自にクビアカツヤカミキリの調査研究を行っており、「彩の国埼玉環境大賞」の優秀賞を受賞しました。
【SSH】次年度から普通科の希望する生徒も含めて「課題研究」を実施します。
生徒自らが研究テーマを設定し、年度をまたいで研究活動を行う「課題研究」は、理数科で実施している授業です。
今年度からSSHの指定を受けたことにより、普通科に在籍している生徒でも選択科目のように希望し、理数科の「課題研究」で学ぶことができるようになりました。
今年度の希望者は1年生9名でした。
これから物理・化学・生物などの理科や数学の分野に分かれてテーマを決めて研究班を編成し実験計画を立て実施します。
研究の途中経過や最終的に得られた成果はポスターとしてまとめたり、口頭発表の資料を作成するなどして、校外での発表や論文に仕上げていく予定です。
先日開かれた説明会において、今後2年間の見通しや各分野の内容、注意事項などを各担当教員から伝えられました。
まず、生徒達は希望する分野の選定に入ります。
教科書に載っているこの実験をしましょう、というような授業時間内に終わる実験は経験があると思います。
課題研究では研究テーマだけでなく、研究の方策も自ら考えて取り組むので、複数回の実験を行い、試行錯誤を重ねていく必要があります。
そのため、誰もやったことのないようなことができたり、先行研究を調べてさらに発展させることもできる点で、自由度や面白さがあります。
部活動に励んで、行事を楽しんで、勉強する。
そして更に、プラスαで何をするか。
ワクワクするでしょ??
【SSH】海外研修 参加生徒の保護者説明会を行いました。
カーボンニュートラル先進社会であるデンマークに3月12日から18日までの日程で訪問し、環境問題などを中心に現地での視察及び研修を行います。
この研修では国内では知りえない海外での様子を見聞きすることで、探究的な学習活動の質的向上が期待できます。
事前や事後の学習活動では、デンマークの実態や自治体の取組等の文献調査や実地調査を行い、自分なりの考えをまとめていく予定です。
校内選考で選ばれた生徒達は事前研修の中間発表として研修の目的や現地で行いたいことなどをまとめて発表しました。
来月には同行する現地の専門家を交えて研修の課題設定などをより明確にしていきます。
若い時期に外から日本を見てみる経験は今後の生き方にも少なからず良い影響があるのではないかと感じます。
充実した研修にして、たくさんの「お土産」を持って帰りましょう。
【SSH】生物部が第13回イオンエコワングランプリの最終審査会で研究発表しました。
イオンエコワングランプリとは、高校生が取り組んでいる環境保全活動(エコ活動)を対象にしたコンテストです。
普及・啓発部門と研究・専門部門があります。
所北生物部は、高校生が主体となって環境に関する課題に対し、専門的な知見や技術を用いて科学的アプローチで解決をはかる活動を対象とした研究・専門部門にエントリーしました。
1次審査、2次審査を通過し、12月14日に東京の有明セントラルタワーホール&カンファレンスで行われた最終審査会で発表してきました。
全国から100数十件の応募がある中、最終審査会に進出したのは各部門6校だけでした。
審査は口頭発表で行われ、プレゼン7分、質疑応答8分というもの。
国立環境研究所の有名な研究者である五箇公一先生などが審査員を務めいて、厳しい質疑が続きました。
我々の研究題目は『埼玉県のソメイヨシノを特定外来生物から守れ!』で、継続して調査研究しているクビアカツヤカミキリについて研究発表し、沢山のご意見とご助言をいただくことができました。
ものすごい緊張感の中、代表生徒として部長と副部長が口頭発表に臨みましたが、忘れられない貴重な経験になったようです。
よく頑張りました!
【SSH】女子STEAM生徒の未来チャレンジに参加しました
東京科学大学、お茶の水女子大学、奈良女子大学が主催する「みらいの扉キャンプ」に本校女子生徒が参加しました。
このキャンプは国立オリンピック記念青少年総合センターを会場に、年末の12月25日から3日間、全国の学校からの高校1・2年生の女子生徒50名を対象に行われました。
2泊3日の合宿形式で実施された内容には、先進理工学講義、ものつくり実習、物理化学実験、社会課題解決ワーク・アイデアコンテスト、女性キャリアパス講義、未来を語る座談会等がありました。
実験・実習では全6コースがあり、本校の参加生徒は以下の2講座と、先進理工学講座で開設されている3講座すべてを受講しました。
③液体?固体?どっちつかずの粉の物理
講師:下川 倫子 准教授(奈良女子大学)
④光の発生と散乱 ~光と原子の関係を探る~
講師:河野 能知 准教授 (お茶の水女子大学)
最終日にはお茶の水女子大学を訪れ、分子細胞学と神経生理学の研究室を見学しました。
全国の意欲的な女子生徒と交流して視野を広げたり、女性科学者・研究者と触れ合い、10数年後の自分をイメージしたりと得難い時間を過ごすことができました。
【SSH】早稲田大学・所沢キャンパスで脳実習を行ってきました
令和6年12月17日(火)に28名の希望者が人間科学学術院の榊原教授の指導の下、脳実習を行ってきました。
前日には校内で生物の教員による事前研修を行い、脳機能や神経系などに関する講義を受け、基礎的な知識を得ました。
当日はブタの脳や眼球の摘出とその観察、クライオスタットという装置を用いたマウスの脳の切片つくりとその染色の大きく2つの実習を行いました。
1日の実習とはいえ、作業量としては非常に充実しており、盛りだくさんの内容でした。
眼球の解剖の際に取り出した水晶体の美しさに声があがったり、固定前の脳の柔らかさやホルマリン固定後の断面の観察など、「実物」に触れた手の感触や視覚のインパクトを経験しました。
また生徒自身の好奇心から、脳と眼球を摘出した後も聴覚器官や口腔内の構造等を調査し、観察するなど熱心に活動する姿が印象的でした。
昼食は学生に混ざって食堂でとりました。
数年後の自分をイメージ出来たのではないでしょうか。
実習の事後学習として、この後は写真やスケッチなどを含めた班ごとのレポート作成となります。
大袈裟ですが一生忘れないと思いますよ。
【SSH】理数科1年生が筑波研究学園都市実習を行いました。
理数科1年生の行事として、茨城県つくば市へバスで行きました。
つくば市は研究施設が集中しており、今回はJAXA、筑波大学、NIMSの3ヶ所を訪問しました。
①JAXA(宇宙航空研究開発機構)
物理分野として、ロケットの開発・打ち上げ、宇宙飛行士の養成などを行っているJAXAへ見学に行きました。
宇宙では体にどのような変化が起こるのか、120kgもある宇宙服の話、宇宙飛行士の選抜はどのように行うかなど、生徒たちは宇宙の話に心を惹かれているようでした。
さらには、一般の人が見ることのできない宇宙実験棟「きぼう」の運用管理室を見学することもできました。
ここでは、「きぼう」における実験運用や宇宙飛行士の支援を24時間体制で行っています。
② 筑波大学
学生生活の雰囲気を感じながら、学食で昼食を取りました。
また、所沢北高校の約50倍もある広いキャンパスを歩きながら、ツアーも行いました。
3年後、学生としてここで講義を受ける人がいるかもしれません。
③ NIMS(物質・材料研究機構)
化学分野として、さまざまな材料を開発しているNIMSの見学をしました。
ここで開発した物質がJAXAのロケットにも使われています。
前半は10種類の金属を見て触って持ち上げて、金属の種類を当てる体験学習を行い、後半は物質の強度を測定する「クリープ試験室」や原子の配列まで見ることができる「電子顕微鏡」を見学しました。
夏の臨海実習では生物・地学分野を学び、今回の実習では物理・化学分野について学びました。
理数科1年のみなさんには、さらに理系科目に興味を深め、広い視野で高校生活を過ごしてほしいと思います。
【SSH】SSH講演会を実施しました
11月27日(水)の5時間目に東京大学生産技術研究所の大島まり教授を招いて講演会を行いました。
大島先生は本校のSSHの運営指導委員をお願いしており、普通科の探究活動のテーマ設定の理論的な後ろ盾となっていただいている先生です。
さらに、2年ほど前には東京大学グローバルサイエンスキャンパス(Utokyo GSC)で理数科の生徒が植物分野の研究でお世話になったこともありました。
本日の演題は「夢を紡ぎ未来を織りなす科学技術」でした。
講演では、ご自身の研究者としての歩みを振り返りながら、マサチューセッツ工科大学(MIT)やスタンフォード大学などでの留学体験について語られ、ご自身が原子力の世界からバイオ・マイクロ流体工学へ変更した経緯、脳血管の不具合による疾患の治療法開発などが話されました。
また、研究で利活用しているシミュレーションやAIによる患者の健康状態の検証やケーススタディなどの話題もありました。
高校時代、古文にあまり興味が持てなかった先生だそうですが、海外で源氏物語について説明を求められたというご自身のエピソードを紹介された上で、高校時代の英語や数学、国語など授業で学んだことは文系理系問わず、基礎知識はいずれも大切であるとおっしゃっていました。
SSH講演会は全校生徒を対象とした行事です。今年度は3学期にも予定されています。
【SSH】飛行機ワークショップに参加しました。
JALと東京大学生産技術研究所による飛行機ワークショップに参加しました。
副題は「空のサスティナビリティをかんがえよう」でした。
日程と内容は以下の通りです。
11月9日 JAL航空機整備センター(羽田)において講義と実機見学
11月10日 東京大学生産技術研究所(駒場Ⅱ)において特別講義とグループワーク
ビデオやVRでなく「本物」の体験をする、実際に経験することで興味が増大され維持されます。
結局人は好きなことしか続けられません、好奇心を持ってアップデートし続けることが重要です。
自分が何に向いている(適性がある)かは、やりながらでしか開花しません。
青年は走りながら考える。
面白いなと思ったことをトコトンやりましょう。