No.64 東京大学CoREFとKavli数物研究所の実践学講座
8月7日(土)に、東京大学CoREFとKavli数物研究所が行っている実践学講座に、生徒11名がリモートで参加しました。
この講座は、「高校物理から宇宙の研究の最先端へ」をテーマに、現在の理論と観察の矛盾を解決する仮説とは何か、考えるものとなっています。
午前中はジグソー法による講義を行いました。まずは3つのグループに分かれて、与えられたテーマについて協議を行いました。その後、グループで協議した内容を新たなグループ内で共有して、3つの矛盾について解決できる1つの仮説とは何かを導き出しました。
協議した内容は発展的なところもありましたが、参加した生徒は、高校物理で学ぶ知識をしっかりと応用させて協議に取り組んました。どのグループも大変素晴らしい答えを導き出していました。
午後はKavli数物研究所の先生から、宇宙物理学について講義していただきました。講義では、大学で学ぶ宇宙物理学・天文学の基本的なものから、研究者がこれまで取り組んできた研究概要や課題といった深い内容まで、熱く語っていただきました。また、質疑応答の時間もあり、本校の生徒も積極的に質問していました。
大学の先生から講義を聞く機会はあまりないので、大変貴重な経験をさせていただきました。今回の講座に参加した生徒たちの主体的な姿から、彼らはきっと日本の科学に大きく貢献してくれることと思います。
また来年もこの講座に是非参加させていただきたいと考えていますので、皆さんの参加をお待ちしております。