No.84 ちょっと授業を拝見~ディベートで学びを深める~
授業中の校内を歩いていましたら、いつもの風景とは異なる教室を発見。これからディベートが行われるということで、しばらく様子を見させもらうことにしました。3年生の現代社会の授業で、テーマは「望ましい租税政策を考える。」というもの。肯定側と否定側の2つのグループが互いの主張について交互に発言していく展開。周りの生徒も真剣に両者のやりとりを聞いては、忙しそうにメモを取り、最後にどちらの方が総合的によかったかジャッジします。どちらのグループも、限られた期間でもしっかりと説明資料やレジメを準備をしていて、双方とも「なるほどそうくるか」と非常にレベルの高いやりとりが繰り広げられていました。
相手にわかるように説明できるようになってはじめて理解できたことになります。そのためには、授業以外で学んだこと以外の調べや整理がかなり必要となります。インプットだけでなく、しっかりとアウトプットできることも大切であることを授業を通して実感していました。また、生徒も「どうすれば相手や周りの人に納得させられるか発言内容や手順を考えることもとても勉強になりました」と話してくれました。大学に進学してからますますこのような力は求められます。今日はとてもよい体験ができましたね。