No.70 理数科「課題研究」中間発表会を行いました
理数科の2年生が、10班に分かれて研究発表を行いました。
「課題研究」は、理数科の特色ある取組のうちの一つで、生徒自身がテーマを設定して、1年間かけて研究します。
昨年度は年度末の本発表だけとなってしまったので、2年ぶりの実施となりました。
一般に、高校までは教科書から知識を得て正解のある問題を解きますが、大学では正解のない問題や解が複数ある問題に挑戦します。問そのものを考えること、すなわち仮説を立てることもあります。
理数科の「課題研究」では、課題設定能力と探究能力の育成を目指しています。大学で行う卒業実験の予行演習のようなものです。実験も教科書の知識を確認のための実験だけではありません。
ほとんどの生徒が、初めて人前でプレゼンテーションします。当然、うまくいかないことが多々あります。そのような適度な失敗を繰り返しながら成長します。年度末の本発表が楽しみです。
各分野のテーマを紹介します。
物理分野
・熱!音響冷却紙
・ヒコーキを長くとばしたい!!!
・橋の構造と耐久力について
化学分野
・生分解性プラスチック市販を超えるトリートメントをつくる ~髪の毛を神の毛にしよう~
・バイオエタノール ~雑草は世界を救う~
生物分野
・ワモンゴキブリ(雌)の単為生殖での密度と卵鞘形成の関係
・なぜコケは乾燥によって休眠するのか
数学分野
・不可能立体を可能にする
地学分野
・三浦半島野比海岸の放散虫化石