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No73 探究活動についてフォーラムに参加してきました

12月9日(土)に東京大学生産技術研究所内のコンベンションホールにて開かれた次世代育成フォーラムに参加しました。

未来社会をデザインできる人材の育成ー初等中等教育における探究活動の成果とこれからー

というタイトルのものでした。

まず開会行事では、東京大学の副学長の開会挨拶や昨年度から探究活動のテーマ設定で指導していただいている東京大学生産技術研究所の大島まり教授の趣旨説明、文部科学省の探究活動担当の学校教育官の来賓挨拶がありました。

その後の基調講演では、国立教育政策研究所や経済産業省からの講演があり、話題提供として同じく本校の探究活動の指導に関わっている川越至桜准教授などから話がありました。

三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社のプロボノ活動は今後に連携を模索したいと思わせるような内容でした。

プロボノ(pro bono)とは、職業上のスキルや経験を生かして取り組む社会貢献活動のことだそうです。

ラテン語の「Pro bono publico(公共善のために)」が語源といわれています。

そういえば、意外と大学教授なども高校生と話すことを苦にしない傾向があるように思います。

未来への投資と位置付けているからなのでしょうか。

こうしたフォーラムに参加し、情報収集することで、理数探究や理数探求基礎および総合的な探究の時間の充実に向けて郊外の組織(大学・研究機関や卒業生)と連携を「探究」中です。

考えてみると各教員の教員免許は各教科についてのものです。

それぞれの教育法は学んできましたが、多くの教員が探究そのものの手法やテーマ設定、探究の指導については手探りの状態ではないでしょうか。

前述の川越先生がおっしゃっていました。

「探究」をみんなで「探究」して知恵を出し合っていくことが肝要であると。

なお、当日の模様は後日YouTube「ChannelONG」で公開予定だそうです。