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No47 慶応大学GSCキックオフミーテングに参加してきました。

グローバルサイエンスキャンパス事業(GSC)とは、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が支援している事業の一つで、慶応大学では「医学・医療への第一歩 努力は天命さえも変える」というコンセプトの下もとで実施されています。

今年度もキックオフミーティングが大学病院に隣接する信濃町キャンパスの総合医科学研究棟で行われ、本校の参加者は対面とオンラインで参加しました。

当日の講演のうちの一つは、慶應義塾大学医学部大学院医学研究科の石井・石橋記念講座(拡張知能医学)教授で、国立研究開発法人理化学研究所の情報統合本部、先端データサイエンスプロジェクトプロジェクトリーダー、開放系情報科学チームチームリーダーである桜田一洋先生によるもので、「AI 時代の医療から未来の社会を考える」というテーマでした。

桜田先生によると、現在の人工知能AIである第3世代は機械学習ベースであり、今後は第3.5世代の基盤モデルなるものに移行しつつあるそうで、第4世代には人間の自然知知能に基づいたAIになるそうです。

この基盤モデルによる医療の支援によって、臨床上の意思決定の半自動化が可能になるとのことです。

さらに拡張知能医学についても説明がありましたが、んー正直に言って話を聞いただけでは理解しきれませんでした。

つるんと直ぐに分かってしまうことはつるんとすぐに忘れますし、知的パフォーマンスが向上するとは思えません。

うんうん唸って考えて理解したときは嬉しいし、自分のものになります。

分からない、説明したい、知りたいという内なる好奇心から研究者は研究を続けます。

そんな大人がたくさんいます。

皆さんも、うんうん唸って考えて考えて、今より成長した自分に会いたくないですか??

学習することは変わることです。

変わることは辛いですが楽しいですよ。

 

最後は他校の生徒と「生成AIとの付き合い方について 利点と欠点」のグループ討論を行い、解散となりました。

写真の背景の肖像画が誰かわかった生徒は生物室まで来てください。

豪華景品はないですがプレゼントを用意しています。