No19 金曜講座の報告
令和5年26日(金)の金曜講座は、東京大学先端科学研究機構の今泉允聡准教授による「深層学習の原理を明らかにする試み」でした。
今泉先生は、歴史学者になりたい希望を持ちながら理科Ⅰ類に入学し、3年生で文学部の歴史専攻に進学(文転)。
就職活動で思うようにいかずに修士課程(経済学研究科)に進み、経済理論やデータ活用について学んだそうです。
博士論文は「複雑データのためのノンパラメトリック回帰」。
統計数理研究所での勤務を経て現職へ就いたのだそうです。
文転と理転を経験しているからこその今があるのですね。
講義の内容は、人工知能AIブームの中核技術となる深層学習とは何か。
深層学習の基本は「関数」だそうです。
どういうことか分かりますか??
つまり何かしらの入力に対して、それに応じた適切な出力を出すという仕組み、ということです。
例えば有名な囲碁プログラムAlphaGoの場合、碁盤の盤面の情報が入力される度に次の一手を出力します。
自動運転システムの場合だと、道路の映像を入力として、歩行者の場所を出力します。
この繰り返し。常に考え続け、計算し続けているのです。
深層学習・機械学習の中身は関数で構成された多層ニューラルネットワーク、つまりヒトの神経回路を模した変換する関数モデルです。
ここから先の話をしたいという生徒は生物室まで来てください。
ゆっくり話し合いましょう。
今週は 「史料からみた地震・噴火」
講師の先生は東京大学 史料編纂所・教授杉森玲子先生です。