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No63 東京大学 農学部公開セミナー

10月21日は東京大学のhome coming dayでした。

その一環の行事として農学部の弥生講堂一条ホールで公開セミナーが開かれました。

テーマは「GXってなんだろう?」


まずは語句説明

・DXはデジタルトランスフォーメーション・・・デジタル技術で「社会や生活の形を変える」こと

・GXはグリーントランスフォーメーション・・・温室効果ガスの排出削減を目指す取り組みを、社会全体の変革につなげようとする活動


応用生命化学専攻の鈴木道生教授からは、バイオミネラリゼーションつまり生物が鉱物を生体の内外に生成する現象についての講義でした。

いまさらですが脱炭素技術の開発が世界的に重要な課題になっています。

地球上で最も多い炭素の化学形態は炭酸カルシウムであり地球上の存在量の8割が石灰岩中にあるとされています。

何が言いたいかというとその石灰岩の生成の溶剤をほんの少し変動させるだけで大気中の二酸化炭素の挙動が劇的に変化する可能性があるそうです。

真珠を作るアコヤガイが炭酸カルシウムのバイオミネラルのモデルとして紹介されていました。

 

北海道演習林の尾張敏章准教授からは、広大な演習林を「林分施業法」という手法を用いて持続可能な森づくりの紹介がありました。

樹木の密度や種類・大きさ、天然更新の良否などでいくつかの森林のタイプ(林種)に区分し伐採や造林(施業)を各林種の林分状況に応じて行う手法だそうです。

その森林管理の手法としてDXが進められているとのこと。

それは眼を見張るものがあり、例えば、地理情報システム(GIS)、全球衛星測位システム(GNSS)、レーザー計測(LiDAR)、無人航空機(UAV)ドローンなど、林業は最先端技術によって支えられているようです。

暗くなりましたが安田講堂前で記念撮影を撮りました。

一条ホールは一条工務店が作ったそうです。

木のぬくもりが感じられる会場でした。


農学部関連のイベントとして、

ハチ公生誕100周年(農学部公開セミナー特別企画)「ハチ公学〜ハチから広がる学の世界〜」

が11月4日に行われます。

会場は東京大学農学部1号館2階 第8講義室(第「ハチ公」義室とのこと)

受講希望者は生物室まで申し出てください。