理数科2学年 │ 最前線で学ぶ環境科学実習 │7月23日実施
理数科2年生が「SS実験実習・環境科学実習」として、[埼玉県環境科学国際センター]を訪問しました。
この施設は、環境の保全・創造に取り組む県民への支援をはじめ、環境問題に関する試験研究、環境学習、情報発信、国際貢献などを担う、埼玉県の環境科学の総合的中核機関です。
今回は「環境を知る・測る」をテーマに各分野の実験・観測に取り組みました。
第一線で活躍する研究者・専門職員の皆さまから直接ご指導をいただく、実践的な実習です。
この経験を、次回の「環境を評価する」ための学びへとつなげていきます。
講義では、環境について知識を深め、さらに測定方法やその原理についても学びました。
その後、生徒たちは6つの専門コースに分かれ各研究施設での実際の測定に挑みました。
専門研究6コース 各テーマ
▶Aコース / 光化学大気汚染を実測する
▶Bコース / ごみ山発生ガスを科学する
▶Cコース / 水中の微量金属を測定する
▶Dコース / マイクロプラスチックを分析する
▶Eコース / 地下水質から地球環境を解析する
▶Fコース / 植物の応答から環境を測る
事前学習として「興味を持ったこと」「学びたい・質問したいこと」をしっかりと整理してきた生徒たち。
現場では、その内容を軸に専門の講師の方々へ次々と質問を寄せ理解を深めました。
「地下水の汚染による人体への影響を知りたい」
「クロロフィルの量と光合成の効率は比例関係にあるのか」
「排出されたVOC(揮発性有機化合物)を再利用できないか」
「計測機械について表面的なことだけでなく内部の仕組みまで理解できるよう学びたい」
真摯に向き合ってくださる講師の皆さまに応えるように、生徒たちの眼差しも真剣そのものでした。
最後に、自分たちで測定したデータを丁寧にまとめ、考察と整理を行いました。
その際、評価方法や手順の意図、分析の視点、その背景にある目的について、各コースの講師の皆さまから丁寧にご指導いただきました。
教科書の知識を超え、高度な研究設備や研究手法に直接触れたこの経験は、生徒たちの今後の活動において大切な手掛かり・足掛かりとなるはずです。
知識を得るだけでなく、自ら問いを立て、データを科学的に捉えるきっかけをつかむ、実り多い一日となりました。
ご多用の折、また暑さの厳しい中、多大なるご尽力をいただきました埼玉県環境科学国際センターの皆さまに、心より御礼申し上げます。
生徒一人ひとりの疑問に温かく寄り添いながら、専門的な知見をもとに『未来を担う若者』として向き合ってくださいました。
おかげさまで、生徒たちにとって非常に豊かな学びの時間となりました。
貴重な機会をご提供いただき、本当にありがとうございました。
次回は「環境を評価する」をテーマとしたオンライン講義です。
※埼玉県環境科学国際センターの研究内容や最新の活動については公式Webサイト・SNSもご覧ください。