ニュージーランド研修 現地活動報告 Vol.10

Day 10 August 2(Fri.), 2024

今日のアッシュバートンは、曇り時々晴れ。

最高気温は10℃、最低気温は-4℃まで下がった、非常に寒い一日となりました。

今日は、この研修最後にして最大の訪問となる小学校訪問でした。

朝、アッシュバートンカレッジの正門前で集まり、アッシュバートンカレッジの車でTinwald school (ティンワルド・スクール)に向かいました。

Tinwald school に到着すると、ホールに通され、小学生が歌と踊りで迎えてくれました。

所北の生徒も、リーダーがスピーチした後、校歌、カントリーロードを披露しました。

その後は、グループごとに、事前研修で準備してきた日本文化の紹介を行いました。

今年度は、Tinwald school の先生方が、高学年の子供達と活動できるように調整してくださり、一つのクラスに2グループが入る形だったため、戸惑うところもありましたが、教室内で上手く二つに分かれて、それぞれ準備してきた成果を発揮していました。

グループ1は、"お祭り"がテーマです。

屋台で買うようなお面をイメージして、子供達それぞれに色を塗ってもらいました。

作ったお面を着けて、お祭りの屋台で見られる、射的や輪投げについて説明し、実際に体験しました。

子供達は列に並び、自分の順番がくると、楽しそうに的を狙っていました。

的に輪を入れられたり、的を倒せたりした子にはステッカーをプレゼントしました。

グループ2は、"かるた"がテーマです。

かるたとは何かを説明した後、アルファベット版のかるたに色を塗ってもらって札を完成させました。

その後、2つの小さなグループに分かれ、かるたでゲームに挑戦しました。

所北の生徒達が読んだ札を子供達が取るという形で、子供達は、札が読まれるまでは手を頭に置いておくというルールに従ってかわいい姿を見せながら、熱戦を繰り広げていました。

 

 グループ3は、"紙相撲"がテーマです。

まずはクイズで相撲について子ども達に教えていました。

その後、紙相撲について、デモンストレーションも交えながら説明しました。

子供達は、紙相撲とは何かを学んだ後、自分だけの"力士"を作るために色付けし、2人ずつのペアになって紙相撲で戦いました。

熱中して、相手を変えながら何度も挑戦する子供達も多くいました。

 

グループ4は、"すごろく"がテーマです。

日本で準備してきた、大きなすごろく盤を使って、止まった場所ごとに、日本の四季や、年中行事について、クイズを出したり、物を作ったりして紹介しました。

特に、折り紙で兜を作ったり、節分の紹介で、所北の生徒の1人が鬼のお面を着けて、豆まきについて実演した時には、子供達は楽しそうに参加していました。

最後には、みんなで鬼のお面に色を付けて、身に着けて写真を撮りました。

 

グループ5は、"こま"がテーマです。

まずは、所北の生徒が日本の伝統的な紐を使ったこまを回してみせます。

上手く回ると、子供達から驚きの声が上がりました。

その後、所北の生徒が一つ一つ手順を説明しながら折り紙でこまを作りました。

折り方が難しく、時間はかかってしまいましたが、自分だけのこまを作ることのできた子供達は嬉しそうに、何度も自分のこまを回していました。

 

グループ6は、"福笑い"がテーマです。

日本のお正月には、いくつかの伝統的な遊びがあることを紹介した後、目隠しをした所北の生徒が福笑いをデモンストレーションして、遊び方を説明します。

子供達にやってもらう時には、ポケモンやディズニーなど馴染みのあるキャラクターの顔を使ったので、子供達にとっては、より親しみやすく、時には友達におかしな顔を作らせたりしながら楽しんでいました。

 

どのグループも、時には英語で説明するのに苦労しつつ、用意してきた体験で子供達が楽しんでくれている様子を見て、自然と笑顔になっていました。

休憩時間には、子供達と一緒に校庭で走り回る生徒達もいました。

午後はアッシュバートンカレッジに戻って、最後の授業参加でした。

授業の合間に迎えにきてくれたバディと共に授業に向かいました。

授業の様子にだいぶ慣れた所で最後となってしまい、時間の経過の速さを感じます。

明日からは、ホストファミリーと過ごす最後の週末です。ニュージーランドの"家族"と共に、心残りのないように、たくさん話して、多くの思い出を作ってもらいたいと思います。