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宮城県農業高校科学部と桜の交流

 宮城県農業高校科学部と所北生物部は、イオンエコワングランプリの最終審査会の会場でお会いし交流を始めました。宮農科学部は「被災地での桜の開花を目指して」、本校生物部は「埼玉県のソメイヨシノを特定外来生物から守れ!」という題目で研究発表し、サクラをクビアカツヤカミキリから守りたいという共通の話題がきっかけになりました。特定外来生物のクビアカツヤカミキリは、関東で急激に分布を拡大しソメイヨシノ等への被害は大きくなる一方です。現在のところ北関東が被害の北限とされていて、宮城県ではまだ確認されていませんが、侵入は時間の問題とされ桜への被害が心配されています。そこで、クビアカ防除に役立ててもらうために、本校生物部からクビアカの成虫雌雄とフラスの標本を作成して宮農科学部に送りました。宮城県農業高校のHPでは、以下の画像等で標本提供を大きく取り上げてくれました。HPのURLは以下の通りです。

https://miyanou.myswan.ed.jp/blogs/blog_entries/view/129/cb1aa936c35a9e09f9480749c0405c8f?frame_id=215

     

宮城県農業高校科学部は、桜の植樹や研究活動をしており、東日本大震災で奇跡的に生き残った桜を品種改良し、「玉夢桜」という耐塩性とCO2吸収能力に優れた品種をつくりました。また、現在は「玉夢桜」の植樹活動に力を入れており、これまでに1000本を超える桜を植樹しているそうです。校外でも積極的に活動している宮農科学部を所北生物部も見習いたいです。