2016年1月の記事一覧
化学部:ナイロン610合成条件の検討をしました。
化学部は理数科体験授業の化学実験にアシスタントとして参加しました。体験授業ではナイロン6・10の合成実験を行いました。そのうち11月7日の第2回の体験授業では、何故かナイロンの合成ができない場合がありました。そこで化学部では合成する条件をいろいろと変えて実験し、ナイロンができなかった原因を探ってみました。
原因としてはいろいろ考えられますが、化学部内で検討し、セバシン酸ジクロシドに特に注目しました。セバシン酸ジクロリドはセバシン酸よりも反応性が高い物質だからです。実験は11月から12月にかけて行いました。
結果としては、セバシン酸ジクロシドの変化しやすさが確認できました。少量のセバシン酸ジクロシドを室温で放置した場合、ナイロンの紐ができない場合がありました。特に水を混入した場合(1滴でも)は顕著でした。薬品を冷蔵庫で保存した場合、取り出したときに容器が冷えているため、容器の壁面に水がつくこともあります。これも変質の原因の一つになると考えられます。また、合成のときの温度を変えると紐状にならず、球のようになる場合も確認できました。
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