2022年12月の記事一覧
No41 課題研究冬の集中実施1日目
普通科は冬休みに入っていますが、理数科2年生は、2月初旬の成果発表に向けて課題研究集中実施期間です。
いよいよ実験も追い込み・まとめの時期を迎えてきました。物理・化学・生物・数学の各分野の班に分かれて、ポスター作製の準備やデータ集めなど取り組んできました。
課題研究は、大学の研究室で行う卒業実験の予行演習のようなものです。
適度な(とは言えないかもしれませんが)失敗を経て科学の手法・作法のようなものを学びます。答えのある確認実験ではなく、問を立てる探究活動です。
自らテーマを設定し実験系を考え実践する。
仮説と会わない結果が出た場合は仮説を練り直す。
これは社会に出てからも必要とされる重要な能力です。
No40 東京理科大学 細胞培養の実験
12月25日・26日に、東京理科大学神楽坂キャンパスで、ニワトリ胚由来の胸筋と心筋の培養実験を行ってきました。
松田良一先生の指導の下、ニワトリ胚の解剖と大胸筋および心筋から細胞を採取します。
PBS(-)で何度か洗浄し、培養液に浸します。CO2インキュベーターで一晩培養します。倒立位相差顕微鏡での観察を行います。
培養肉が実用化されている現状では、基本的な技術となっています。
年明けには微生物を使った実験講座が同じく東京理科大学で予定されています。
No39 理数科1年生の筑波研究学園都市見学実習
12月21日に、1年生の理数科の生徒が、筑波研究学園都市にある高エネルギー加速器研究機構(KEK)、つくば宇宙センター(JAXA)、物質・材料研究機構(NIMS)の3か所を訪れ見学実習してきました。
KEKでは、常設展示室のほか実験棟BelleⅡを見学しました。あいにくBelleⅡは分解掃除中でしたが、3階建ての建物に相当する大きさの実験設備でした。
NIMSでは、概要説明の後、外観や手触りなどの手がかりから金属や合金を推察する体験学習を行いました。
JAXAでは、紹介映像視聴の後、宇宙飛行士養成エリアや国際宇宙ステーション(ISS)日本実験棟「きぼう」運用管制室や展示館「スペースドーム」の見学を行いました。
1年生の理数科では、夏に三浦半島での生物・地学分野の実地研修を行い、今回は物理・化学分野の施設見学等を行いました。これで、2年次の「理数探求」のテーマ決めへの準備が整いました。実験データ等の統計学的な処理や検定など数学分野は「理数探求基礎」で学習しています。
2年次の「理数探求」では生徒から、どのような探究活動のテーマが出てくるのか楽しみです。
No38 早稲田大学実験実習
12月20日(火)に、1年生の希望者30名で早稲田大学人間科学学術院の榊原教授の指導を受けてきました。
内容は、ブタの脳や眼球の観察、マウス脳の顕微鏡切片つくりおよび観察です。
自然科学では、まず対象を丁寧に観察することが大切ですし、そこから始まります。
この活動に参加したくて入学した理数科の生徒もおり、楽しい中にも緊張した雰囲気で取り組みました。
No37 東京大学本郷キャンパスツアー・研究室訪問
12月17日の土曜日に東京大学本郷キャンパスツアーおよび研究室訪問に行ってきました。
朝の集合は赤門前です(耐震診断のため現在は通れませんが)。
キャンパスツアーでは、三四郎池や総合図書館を見学しました。
学部ごとにある図書館とは別にある総合図書館は、内部撮影が禁止でしたが、赤じゅうたんが敷かれ天井が高く、想像していた以上に荘厳なものでした。
明治の先人の世界の知への憧れと決意のようなものを感じました。
学生さんたちとは、アイスブレイクや目標の立て方などのワークショップを行い交流しました。
生徒たちも現役東大生の生の声を聴いて、触発されたはずです。
午後から1時間程度、定量生命科学研究所、農学部、理学部、工学部、教育学部、法学部に分かれて、数名程度で准教授の先生や大学院の学生などから説明を聞きました。
No36 理数科サイエンスセミナー
12月8日に、筑波大学 特命教授(教育社会連携推進室)・名誉教授 新井達郎様を招いて、理数科1・2年生のサイエンスセミナーを実施しました。
演題は「『光が関わる化学』光エネルギーと化学:物質、色、発光、エネルギー」でした。
身近な話題から高度な発色のメカニズムまで、構造式などを交えて講義していただきました。
印象的だったのは、クラシエフーズから発売中のお菓子「ねるねるねるね」の観察です。
「ねるねるねるね」ブドウ味に含まれている色素は、アントシアンというムラサキキャベツにも含まれている色素で、pHによって変色する様子を観察したり、折ると光るサイリウムライトを暗幕を閉めて体験したりしました(コンサート会場のようでした)。
また、新生児の黄疸の光治療についての説明がありました。青い光をNICUの保育器の中の新生児にあてるそうです。すると、ヘモグロビンから変化したビリルビンが水溶性に変化し症状がおさまるそうです。
生徒も活発に質問をして、光を利用したガンの治療方法にも言及されました。
理数科では、年に2回研究者を招いて講義を行っています。3学期には数学の分野でセミナーを企画しています。
No35 慶應義塾大学GSC活動報告
去る11月18日(金)から19日(土)まで、慶應義塾大学 GSC 事業 熊本大学等研究研修に、本校生徒1名が参加してきました。
企業視察として、緒方エッグファームを訪れました。特定の栄養素を多く含む鶏卵を扱っている企業です。
その後、熊本大学大学院先導機構 大学院生命科学研究部 老化・健康長寿学講座を受けたり、熊本城や熊本県立博物館の見学を行ったりしました。
当該生徒はサイエンスライターを目指しており、今回の活動も、科学的・技術的に難解な内容をどうわかりやすく正確に表現するか、焦点を当てて研修してきました。
報告書が楽しみです。
短い期間の研修でしたが、他県の意識の高い高校生と交流して、だいぶ刺激を受けて帰ってきたようです。