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2024年2月の記事一覧

No90 今年度の最後の金曜特別講座がありました。

東京大学教養学部主催のこの講座、2月9日(金)の講義は教養学部の寺田新先生による「トップアスリートの食事の秘密」というものでした。

寺田先生は早稲田大学のスポーツ科学科(所沢キャンパス)を卒業後、海外や食品メーカーで研究された経験をお持ちです。

スポーツ選手を支える学問分野としては、バイオメカニクス、スポーツ生理学、スポーツ医学、スポーツ心理学、スポーツ栄養学などがあり、そのうち栄養についてが今回のテーマでした。

1826年にブリヤーサバランが『美味礼賛(味覚の生理学、或いは、超絶的美食学をめぐる瞑想録)』のなかで“you are what you eat”  あなたは食べたものからできている、と記述しており、スポーツ界では食事は作戦の重要な一部となっているようです。

近年、国際的にも結果を残している卓球界では20年位前からジュニア選手の栄養指導を続けているそうです。

 

ここからは生物というか家庭科の復習です。

【問】三大栄養素を挙げそれぞれの主な働きを記しなさい。という問題ですが、どうでしょう??


まず炭水化物(糖質)と脂質はエネルギー源、そしてタンパク質は体づくり(筋肉づくり)これが三大栄養素ですね。

これに加えて、ビタミンとミネラルを合わせて五大栄養素です。

さらに水を加える場合もありますね。

 

運動部の部員では、練習の後にproteinを摂取している生徒も少なくないと思います。

摂取の目安は1日あたり1.2~2.0g/kg体重だそうです。

体重が60㎏ならば120gとなります。

これを3回の食事+捕食の計4回に分けて摂取するといいとのことです。

ただ市販のproteinのサプリメントは高価なので、まず6つのお皿を揃えることを心掛けることを提唱されています。

①主食 ご飯・麺・パン

②主菜 肉・魚・卵・大豆製品

③副菜1 野菜・キノコ・海藻類

④副菜2 汁物(味噌汁・スープ)

⑤果物

⑥乳製品 牛乳・ヨーグルト・チーズ

確かに当たり前のことですね、しかし普通のことをきちんと丁寧にやり続けるっていうのが、意外と難しいものです。

 

講義ではサッカー選手の長友佑都さんの経験談も語られていました。

寺田先生は長友選手と対談して独自の栄養摂取法について考察を深めました。

サッカー部の諸君、期待して待っててください。

 

今年度の金曜講座は、終了となります。

また来年度、どのような内容の講座があるのか大変興味深いところです。

 

予告編

・プロサッカー選手の動きを解析したところ、45分+45分のうち低強度の動きが約90%だったそうです

・脂質を中心に使いながら必要に応じて糖質を使う運動形態が望ましい

・グリコーゲンローディングとファットアダプテーション、脂質と糖質のミトコンドリア内での代謝の話です


次回に続く・・・

No89 海外日本語教師の先生方が来校しました。

令和6年2月9日(金)に海外日本語教師の先生方が来校しました。

今年度は2回目、今回の訪問は中国の先生18名でした。

まずは歓迎セレモニーを行い、その後、班ごとに分かれて授業に参加しました。

午後には、本校の教員と交流する機会を設けて、様々な話題で盛り上がりました。

「日本では、どのような教科書を使用していますか」であったり、「中国の学校においてICT機器はどのくらい活用されているのですか」などお互いの国の教育現場について話し合ったり、生徒指導や教育相談といった共通の話題から生徒の悩みにどう向き合っているかなど、多岐にわたって情報共有、意見交換をし、互いに見識を深めることができました。

 

埼玉県SDGs官民連携プラットフォームの分科会に参加しました!

1月27日にレイクタウン(大相模調節池)で行われた

【大相模調節池の水浄化大作戦!アイディアを実行して継続させる方法を考える】に本校生徒1名が参加しました。

この日はカヌーで大相模調節池で育てた畑の野菜の収穫、ワークショップなどを行いました。

 

 

 

 

 

 

 

また2月8日には浦和の埼玉会館で他の分科会も合わせた報告会が行われました。

【水辺空間の持続可能な利活用及び環境課題解決に向けた検討部会】の参加者として上記の活動の報告会を行いました。

報告会後は大野知事とも意見交換も行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

来年度も引き続き、参加していきたいと考えてます。

No88 東京大学金曜講座で本校2年の女子生徒がオンラインで質問しました。

今年度の冬学期の金曜特別講座も残すところ今回を含めて2回となりました。

2月2日(金)の講師は工学部物理工学科の石坂香子先生による「光と電子を使った顕微鏡」でした。

顕微鏡がテーマなので生物系の話かなと思いきや、工学部の物理工学科の教授です。

バリバリの物理でした。

最初に物理工学科の説明でYou TubeのChannel物工の動画の紹介がありました。

ヨビノリたくみ出演のものもあるようです。

講座を受けて、本校の女子生徒の質問をしました。

「電子は波でもあり粒でもあるということだが、電子は一粒で波なのか集団として波なのか。」

という鋭いものでした。

答えは、一粒で波でもあるし粒でもあるとのことでした。

粒なら衝突しますが波なら重ね合わせの原理によって、すれ違います。

どちらでもあるとのことですが、どちらでもないような感じもして、んー何とも気持ち悪いですね。

 

アメリカ物理学会が選ぶ最も美しい実験10選では「二重スリット実験」が選ばれています。

この話については朝永振一郎の「鏡の中の物理学」の“光子の裁判”に光子のこととして、わかりやすく書かれています。

是非読んでみてください。

 

No87 スピーチコンテスト(1年生)が行われました。

1年生において、令和6年2月1日(木)にスピーチコンテストが行われました。

各自でテーマを決め、それについて英語で発表しました。

2年生と同様に各クラスの英語コミュニケーションⅠの授業で代表生徒18名が選ばれ、コンテスト当日に審査員と生徒たちの投票により、ベスト3や特別賞の受賞者を決定しました。

どれも人々を笑わせ、そして考えさせられるような、いいテーマや内容があり、面白いと同時に感動させられました。

何より生徒たちが楽しそうだったことが印象的でした。

今回の行事を振り返ってみてください。

1ヵ月前の自分より表現力や技術力が上がっていませんか??

いいや、きっと成長しています。

うらやましい限りです。

No86 ロードレース大会が行われました。

令和6年2月2日(金)にロードレース大会が行われました。

天気は曇り、気温2.5℃、北風が吹いていて待っているには少し寒かったですが、マラソンをするには走りやすい日和となりました。

最初にスタートしたのは女子生徒でした。

沿道には、男子生徒たちが並び、思い思いにエールを送っていました。

ペースの速いグループの生徒たちがゴールしたのは35分ごろでした。速い!

レースを終えた生徒たちは休む間もなく、後からゴールしてくる級友や部活の仲間たちを追走し、次から次へとに応援していました。

友情って素晴らしいですね。

 

少し時間を空けて、今度は男子生徒がスタートしました。

沿道には今度は女子生徒たちが並び、エールを送っていました。

応援されると勇気が湧くというか、やはり嬉しく、頑張れるものです。

特に観客の生徒が多かったスポーツ広場周辺のトラックでは、生徒たちのペースがワンランク上がっているように感じました。

応援は最後の一人がゴールするまで続きました。

男子女子によらず、お互いにエールを送り合うような良い雰囲気の中、誰一人途中で諦めることなく走りきりました。

皆さん、本当にお疲れ様でした。

 

No85 オープンプレゼンテーション(2年生)が行われました。

令和6年1月26日(木)、2学年のオープンプレゼンテーション(ディベート大会)が行われました。

3学期が始まってから各クラスで代表決定戦が行われ、26日の大会当日は、勝ち残った各クラスの代表チーム同士がトーナメント形式で優勝を目指します。

今年のテーマは・・・

Japan should make people pay money in order to use ambulances.

でした。

対戦方法は各チームが肯定派と否定派に立場を決め、お互いの主張を伝えることや、相手側の考えに対して意見や質問を投げかけます。

判定は、審査員やオーディエンスの生徒たちが総合的に判断して、よりよい主張をしたチームに投票し、多かった方が勝者となります。

皆、大変高度な英語力で、素晴らしかったです。

かっこよかった!

こうした活動を通して、身近な社会課題について考えることができたのもいい経験になったのではないでしょうか。

 

No84 慶応大学GSC活動報告

慶応大学が科学技術振興機構(JST)の支援を受けて行っているグローバルサイエンスキャンパス事業(GSC)の一環で本校の2年生の男子1名が海外研修(スウェーデン)に行くことになりました。

今回研修を受ける高校生は他校の生徒を含め6名です。

期間は2月3日~8日で、ストックホルム市内の見学やカロリンスカ医科大学でのラボツアーと講義受講、企業見学、現地高校での活動などと盛りだくさんのメニューをこなす予定です。

スウェーデンといえば、毎年ストックホルムコンサートホールで行われるノーベル賞授賞式です。

お土産はNobel museumでノーベル賞のレプリカチョコレートが有名ですね。

来年度もGSCは募集する予定です。

GSCは慶応大学と東京大学て行われていますが、筑波大学のGFESTも同様の取り組みです。

大学の先生が高校生の研究等の指導をしてくださいます。

高校生の今だからこそ、大学での研究を一足早く体験してみませんか?