所北トピックス(3学期)
No235 2019年度所北トピックスご愛読ありがとうございました
2019年度中はご愛読ありがとうございました。
所沢北高校は多くの取組を行っています。
生徒はそれら様々な取組に積極的に取り組んできました。
所北トピックスでは生徒の活躍の様子をできる限りお伝えしてきました。
2月下旬の入学者選抜業務実施時期から3月の新型コロナウイルス感染拡大防止に係る臨時休業と休業期間が続き、残念ながら記事の掲載ができませんでした。
2020年度も学校が再開しましたら、元気に活躍する生徒の様子を伝えてまいりますので、引き続きよろしくお願いします。
No234 2020年度 東京大学 グローバルサイエンスキャンパス 参加生徒(1・2年生)募集
2020年度 東京大学
グローバルサイエンスキャンパス(UTokyoGSC)
参加生徒(1・2年生)募集
東京大学で研究活動したい1・2年生を募集します 昨年度も1名が参加しました
・毎月2回程度主に土曜日に開催される東京大学で行われる講座に参加
・受講料は無料(交通費は自己負担) 都内・駒場キャンパスなど
・全国で第一段階は40名程度 その後選抜されて第二段階は15名程度
・応募書類:願書 自己推薦文 レポート
・主な講義内容(昨年の例)
統計、線形代数、微分方程式の基礎、教科・科目横断型学習(STEM型学習)
研究の手引き(英語によるセミナー)、研究倫理
論文作成・プレゼンテーションのための基礎講座
※応募のためのレポートの書き方等は指導します
昨年度の成果発表会の様子
今年も東京大学「金曜特別講座」や東京理科大学「坊ちゃん講座」に
参加する予定です 内容と日程が決まり次第連絡します
校内説明会 4月15日(水)放課後 生物室
理数科部
No233 卒業式
3月13日(金)卒業証書授与式が挙行されました。
厳粛な雰囲気の中、とても素晴らしい式を挙げることができました。
全教職員で準備をし、温かく見送りました。
卒業生の凛々しい表情から、皆が充実した3年間を過ごしてきたことがよく分かります。
卒業生の皆さんが今後も所北プライドを胸に一歩一歩未来に向けて歩み充実した人生を切り拓いていくことを教職員一同心より願っています。
改めて、卒業生の皆さん。卒業おめでとうございます。
保護者の皆様。
保護者の皆様はいつも本校教育活動にご理解ご協力くださり、生徒のそばについて見守ってくださいました。
本日卒業を迎えられたのも皆様のおかげです。ありがとうございました。そして、誠におめでとうございます。
なお、
この度は、新型コロナウイルス感染拡大防止対策から、残念ながら保護者及び来賓の方々にご列席いただけなかったこと誠に申し訳けありませんでした。
No232 1・2年生スポーツ大会
2月14日(金)にスポーツ大会がありました。
毎年この時期に行われます。
1・2年生女子 バレーボール(於 所沢市民体育館)
1年生男子 ラグビー(於 本校グラウンド)
2年生男子 剣道(於 本校体育館)
すべての生徒が出場します。どの生徒も授業で学んだことを積極的に試し、レベルの高い試合が行われていました。出場していない時には一生懸命応援し、大いに盛り上がっていました。
やるときにはやる。盛り上がるときには盛り上がる。楽しむときには楽しむ。
本校生徒のポジティブさがうかがわれるとても素晴らしいスポーツ大会でした。
No231 科学技術立県を支える次世代人材育成プロジェクトの講演会を実施しました
科学技術立県を支える次世代人材育成プロジェクトの講演会を実施しました
2月15日(土) に本校視聴覚室で当初の予定を延長して2時間ほどの講演会を実施しました。講師の先生は 国立がんセンターの貞廣良一先生 精神腫瘍学の研究者でもあり、臨床医でもある(physician scientist)方です。演題は『 がん患者さんの心の支え方を科学する!』でした。使用言語は英語(おおむね3割程度の時間)と日本語。参加生徒は川越高校・川越女子・浦和明の星・浦和西・所沢北など48名の医療や英語に興味のある少年少女。その他、中学生や引率教員・養護教諭やUniversity of Exeter Medical schoolからの3人のインターンも一緒に議論しました。
生徒から事前に質問をいくつかもらっていたので、その真意や背景などの発表の後、自分の身に引き当てて考察しました。主な質問を挙げます。
・がん患者とその家族で治療方針が一致しなかったらどうするのか
・安楽死と尊厳死、緩和ケアと鎮静について
・身体的な症状が進行する中で精神面の「完治」はあるのか
いずれも重たい論点ですが大事です。
6人くらいの班を作ってworkshopも行いました。がん患者への対応の仕方などです。
先生は「せん妄」の研究も行っています。全身麻酔で手術を受けた高齢者の手術前後のDNAのメチル化変化に、せん妄を訴える患者に特異的にみられる変化はあるのかについてをテーマにしているそうです。メチル化とは -CH3 が塩基につくことです。遺伝情報物質であるDNAは様々な化学的な修飾を受けています。それによって情報としての発現のしやすさが変わったりします。詳しくは生物で学びます。
さて科学技術立県を支える次世代人材育成プロジェクトは今年度で終了です。生物学オリンピックや科学の甲子園、脳科学オリンピック、課題研究などに挑戦してきましたがひと区切りです。ただ次年度以降も何かしらの形でこのような講演会が復活するかもしれません。楽しみにしていてください。もちろん東大駒場の金曜講座や東京理科大学の坊ちゃん講座は引き続き取り組む予定です。
理数科
No230 東京理科大学「坊ちゃん講座」に参加する生徒を募集しています
東京理科大学「坊ちゃん講座」に参加する生徒を募集しています
保護者の方の参加も歓迎です 葛飾キャンパスの施設や懇意にしてもらっている教授や講師の先生など紹介できます
希望される方は生徒経由で、生物室までお知らせください
詳しくは、以下の「教室掲示」をご覧ください。
No299 KavliIPMU、ELSI、IRCN 合同一般講演会に参加してきました
東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)
東京工業大学地球生命研究所(ELSI)
東京大学ニューロインテリジェンス国際研究機構(IRCN)
合同一般講演会に参加してきました
2月16日にお台場の日本科学未来の7F未来館ホールで「起源への問」と銘打った講演会に参加してきました。講演後に講演者と直接話せるティータイムが予定されていましたが、新型コロナウイルスの影響で中止になってしまいました。その分、質疑応答が長めに設定されたようです。
未来館ホールの前 お台場まで来た「かい」がありました |
講演1 IRCN岡ノ谷一夫 教授
心とは主体的な体験で、自分以外の心は間接的にしか理解できないと先生は言います。それは脳の機能でしょうか。小鳥のジュウシマツやラットなどを用いて動物の心に迫ろうとした実験を紹介していただきました。また人工知能AIには心が宿りえるのかについても考えました。脳は脳自身のことを理解できるのでしょうか。
講演2 ELSI中川麻悠子 特任助教
DNA型の生物の起源を探るにはそのDNAより安定な「安定同位体」を用います。C炭素やS硫黄などの同位体比は物理条件・生物活動によって変化するため物質の起源及びその生成・消滅過程を物語る有用な指標だそうです。例えば、生命活動によってつくられた化石燃料の燃焼によるCO2は軽い同位体の割合が多いとのこと。CO2の増加が人間の活動の結果であるか否かを判断する一つの材料になっているそうです。
講演3 Kavli IPMU松本重貴 主任研究者
ダークマターは本当は殆ど透明だとか、反物質が無いと仮定すると矛盾を生じるとか、時間とは単なるパラメーターで空間と区別がつかないとか、波と粒の両方の性質を併せ持っているのが当たり前だとか興味深い話が続きました。ダークマターの質量は10のマイナス55乗グラムから10の35乗グラムまでの広い範囲ではあるが有限であるとか物理学者の感性がなんとなくわかったような気がします。
生徒へのメッセージをいただきました
松本先生
英語の勉強は大事である。特に単語と文法。聞いて話せるようになるかはどうかは海外に行って日本人との接触を断つとそのうちできる。Technical termとgrammarはしっかりやっておいて。
中川先生
科学のそれぞれの学問領域で物事の見方が違う。例えば物理は数式で理解しようとするし、化学は元素や原子の振る舞いで記述しようとするし、生物は生体を構成する成分(高分子)で物事を解決しようとする。学ぶことを通していろいろな視点を持つことは重層的な理解につながる。何が役に立つかは後付けで決まる。基本的な詰込みはある程度必要。
岡ノ谷先生
受験勉強は人類が積み重ねてきた心理の大枠をざっと詰め込むにはとってもいい機会。楽しんでほしい。受験参考書でも味わい深いものがあるので一浪くらいするのがちょうどいいのでは。人間は何が解っていて何が解っていないかを知らないとオリジナリティーの高い研究はできない。挫折を恐れず。
次のイベントは理科大の葛飾キャンパスでの坊ちゃん講座2月22日です。テーマは医療を発展させる統計学。新型コロナウイルスの話ではないですが、感染率や重症化率、死亡率やリスクグループ、スーパースプレッダーなどの理解につながるはずです。
理数科部
No228 2学年英語科の教材配布
本日会議室では2学年英語科の教材が配布されていました。
春休みの課題や来年度も使う教材等が配られていました。
2月下旬から学校は高校入試業務で登校できない日もあります。
この期間は皆さんにとって自分なりのテーマを持ってじっくりと学習する機会です。
英語は日々の継続的努力が必須な教科だと思いますが、所北での指導を受けている生徒たちは着実にその英語力を伸ばしています。
日々の努力は絶対に裏切らないと思います。是非楽しみながら学習を継続していってください。
No227 対話的授業
先日、国語科と理科によるコラボ授業が対話的手法で行われていました。
テーマは「多様性」です。
対話によって、文字通り多様な意見が交わされていました。
一人で行う学習、講義型授業では思いもよらない視点を得ることができ深い学びに至ることができていました。」
更に重要なことは、新たな「問い」を得られることだと思います。
知的好奇心も満足させ、学びに対するモティベーションが向上したようです。
No226 新聞の活用
本校では、各クラスに新聞(全国紙5紙朝日・毎日・読売・産経・日経)の提供を受けています。
ショートホームルームで当番を決めて新聞記事の紹介1分間スピーチをしているクラスもあります。
今日見させていただいたクラスでは、花粉症のワクチンが開発された旨の記事について紹介していました。
このような取り組みを継続的に行うことで、社会に対する興味関心は喚起され、言語能力も向上していきます。
日頃の地道な努力は着実に皆さんを成長させてきます。