活動報告

SSコラボリレー、振り返って見る景色(7月17日実施)

本校の独自プログラムSSコラボレーション授業。

この授業は1つのテーマに対して複数の教科からアプローチし、多角的な視点から本質を見抜く力を育むリレー形式の授業です。

これまでの各教科のバトンを繋ぎ、いよいよ昨日、最終走者がゴールを迎えました!

 

 

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カーボンニュートラルセミナーを経て、その学びを次のステップへと進める振り返り授業を実施しました。

本授業は、これまでの教科横断融合型授業(コラボリレー)およびセミナーで得た知識を基盤に、生徒自らが協働的に課題解決策を模索・構築するアウトプットの場です。

 

今回掲げられたテーマは―――――

カーボンニュートラル社会を実現するための仕掛けを“デザイン”せよ

生徒たちは班ごとに分かれ、「デザイン思考」によるディスカッションを行いました。

一人10枚は書こう!

という担任の言葉を合図に、各自が持つアイデアが書き出され次々と机の上に並んでいきます。

あっという間に机の上はカラフルな付箋でいっぱいに!

 

生ゴミを再利用してバイオマス発電を行う、クラスに給水機を設置する、風鈴を窓につける…

規模の大きな壮大なプランから、明日からでも取り組めそうな身近なアイデア、思わず笑顔になる可愛らしい発想まで、セミナーで得た知見をベースに「学校・家庭・地域社会で実践できるアプローチ」が次々と飛び出しました。

それいいね!

さらに〇〇を組み合わせたらもっと面白くない?

 

教室のあちこちで前向きな声が飛び交い、アイデアが対話を通じてどんどんブラッシュアップされていきます。

感心させられたのは、これが単なる楽しい思いつきで終わらない点です。

「なぜその解決策が必要なのか」

「二酸化炭素削減の効果や社会的価値はどこにあるのか」

これまでに学んだ科学的データや根拠と結びつけながら、論理的に議論を構成していく姿が見られました。

これぞ、本校が培ってきた探究学習の確かな成果です。 

ここから先は、夏休みの課題へと引き継がれます。

生徒たちが創り出す未来の仕掛けに、ぜひご期待ください。

 

 

コラボリレー完走お疲れ様でした。 

本校はこれからも、未来を切り拓いていく生徒一人ひとりの探究心に伴走し、大切にしてまいります。

 

カーボンニュートラルセミナーを実施しました (7月16日実施)

本日一学年全体の行事として、大学・行政・企業のエキスパートをお招きし、最先端の環境学習を実施しました。

地域のプロフェッショナルから直接お話を伺い、有意義な時間を過ごすことができました。

 

3つのご講演の中から、所沢市役所からのお話の内容を一部ご紹介します。

実は、本校のある所沢市は「CO₂を減らす」だけでなく、環境と経済が両立するまちづくりをリアルタイムで進めています。

今回の授業では、以下のような具体的な取り組みが紹介されました。

 ▶ 市内の小中学校や市役所に再生可能エネルギーの電力を供給する「エネルギーの地産地消」

 ▶ 今年度から実施している、「再エネ電気への切り替え」を補助し家庭でも取り組みやすい二酸化炭素排出量の削減

さらに「2050カーボンニュートラル」という中高生から遊びながら学べるカードゲーム大会や、「地球にやさしいこどもサミット」などのイベントも紹介され、さまざまな角度からの環境学習に、生徒たちの知的好奇心は大いにくすぐられたようです。

 

「冷蔵庫の設定温度を”強”から”中”に変える」「シャワーの湯をこまめに止める(1分減らす)」などの手軽にできる緩和策や、自分や大切な人の命を守るための適応策、今の自分が出来る最大限の工夫や行動を模索し考える良い機会となりました。

全てのご講演と質疑応答を終えたあとは、各班分かれてのグループワーク。

「自分たちのできるカーボンニュートラル宣言」を審議し、発表しました。

教室の冷房の温度設定やゴミの分別。小さな工夫で未来を変える、クラス宣言です!

 

「カーボンニュートラル」と聞くと、どこか自分から遠くの場所で起こっている難しい話に思えるかもしれません。

しかし、一歩ずつ理解を深めることで生徒からは、

「思っていた以上に身近なテーマだった!」

「自分の考えと真逆の意見があって学びになった」

「目の前の出来ることから周囲を巻き込んで行動したい!」

という手応えの声が上がりました。

ただ講義を聴くだけでなく、科学的な根拠やデータ分析に基づき、自分たちの頭で問い・仮説を立てて議論を交わす中で、SDGsの課題を自分事として捉え、主体的に学び取る姿がとても印象的でした。

懸命な生徒たちの姿からは、新たな時代を創りあげていくリーダーとしての資質が感じられます。


彼らがこれからの社会の主役となれるよう、教員一同、生徒たちとしっかりと手を取り合い、一歩一歩共に進みながら日々の指導・サポートに全力を尽くしてまいります。

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今回のセミナーは、大学・行政・企業のエキスパートが一堂に会する、これ以上ない贅沢な学びの場となりました。

実施に当たり、ご多用の折にもかかわらず多大なるご協力をいただきました、芝浦工業大学副学長 磐田 朋子教授、所沢市環境クリーン部マチごとエコタウン推進課 宮﨑快様、柿﨑柚子様、ならびに外部企業の皆さまに、心より感謝申し上げます。

 こうした多くの方々のお力添えのもとで実施された産・学・官企業・大学・行政連携の実践は、単一の教科のみでは到達し得ない、教室を飛び越えた生きた学びを生徒たちにもたらしてくれました。

 

 皆さまからいただいた温かい声を追い風にして、SSHとして目指す「持続可能な社会を牽引する科学技術人材の育成」に向けた探究のバトンは、生徒たちへと確実に引き継がれています。

 

公式Instagramでもセミナーの様子を公開しています。

ぜひチェックしてみてください。

フィールドワークの価値を高める事前学習(7月16日実施)

 

理数科1年生の行事である、臨海実習に向けた事前学習を行いました。

実習先である神奈川県・城ヶ島の豊かな生態系について、生徒たちは熱心に予習を進めています。

真新しい白衣を身にまとい、生き生きとした表情で事前探究に取り組む生徒たちの様子をお届けします!

嬉しそうな声、驚きの声、白熱する議論とたくさんの笑顔、今日も全力で学びを楽しんでいます。

本番に向けて、探究の準備は万端です!

SSコラボレーション授業、コラボリレー力走。 (7月3日実施)

理数科1年生の生徒が取り組む「SSリレーコラボ授業」第四走目です。この授業は、各教科の得意分野を掛け合わせて、ひとつのテーマについて深く考える教科横断・融合型授業です。様々な角度から疑問を見つめることで、自身で未来を切り開く力を育みます。

 

リレーのバトンは化学の領域へ踏み込みました。 

地学から引き継いだマクロ(地球規模)な視点から、ミクロ(分子レベル)へと視野を深め課題を捉えていきます。

 

 今回の主役は「アンモニア(NH₃)」です。 

 「なぜ、アンモニアが地球温暖化を食い止めるツールになりえるのか?」

生徒たちはアンモニア(NH₃)の化学式に炭素(C)が含まれていないことに注目しました。

実は、アンモニアは燃焼しても 二酸化炭素(CO₂)を出さない性質を持ちます。さらに、燃料になるだけでなく運搬しにくい水素を運搬・貯蔵しやすくしてくれる次世代エネルギーの可能性を繋ぐ運び屋(エネルギーキャリア)としての役割も担っているのです。

中学校から習っているアンモニアの性質が、最先端のクリーンエネルギー研究に直結している事実。これに気づいた瞬間、生徒たちの目の色が変わりました。暗記の対象であった化学式であり、すでに自身に備わっていた化学の知識が、地球温暖化を食い止める実践的なアプローチのひとつだと理解したのです。

 

 

後半戦は、楽しみにしていた実験です。

 

生徒が試験管の中で水酸化ナトリウムと塩化アンモニウムを反応させ、フラスコに気体を集めます。そこに、ある操作を加えると…次の瞬間、歓声と共に鮮やかな「赤い噴水」が湧きあがりました。

この操作で発生したのはアンモニアです。アンモニアは水に溶けやすい性質があり、アンモニアが解けた水溶液はアルカリ性を示します。

フラスコ内に少量の水を加えることで、アンモニアが解け容器内部の圧力が下がり噴水が湧き上がります。

 

そしてまとめとして、社会実装に向けどんな障壁があり、複数ある課題をどう解決していくべきか。

科学的特徴を根拠として各自で推論し、グループ形式で共有・振り返りを行いました。

 

本校のSSHでは、単なる知識のインプットに終わらせず、「なぜ?」という知的好奇心から社会のリアルな課題へと視点を繋げるプロセスを重視しています。既有知識を再構築し、探究活動における深い洞察と、主体的・多角的な視点での学びを加速させていきます。

 

引き継がれたバトンは、いよいよアンカーへ。

走り抜ける舞台は所沢市・外部企業と連携して行うカーボンニュートラルセミナーです。このリレーを経験した生徒たちが地域や企業というリアルな社会とのかかわりで、どのような化学反応を起こしてくれるのか。

未来を切り開く生徒たちの走りに、ご期待ください!

 

第1回SSH運営指導委員会が行われました(6月18日実施)

慶応大学医学部教授 井上様、宮崎大学教育学部理科教育講座講師 中村様にご出席いただき、第1回SSH運営指導委員会を行いました。

当日は、本校の取組等を紹介し、そこで出てきている課題、具体的には評価やファシリテーションの仕方、国際交流などについて、様々な知見からたくさんのご助言をいただきました。

また、SSH1期生課題研究最終成果発表会にもご参加いただき、生徒に向けても講評をいただきました。それぞれの経験や知見からとても貴重なご指導をいただきました。生徒たちは、実際様々な世界でご活躍されている先生方からのお話にとても刺激を受けていました。

課題研究集大成!最終成果発表会開催(6月18日実施)

本校SSH事業の中核をなす取り組みである、SSH1期生の課題研究最終成果発表会を開催しました。

 

発表形式はポスターセッションです。大きなポスターの前で発表する姿は堂々として、これまでに多くの発表機会を経験してきたSSH1期生ならではの頼もしさです。しっかりとした受け答えで安心感があり、まさにお互いに高め合うような、非常に活気のある発表会となりました。

質疑応答では、生徒自身で作成した要旨やグラフィカルアブストラクト(研究の要点を視覚的に表現した図)を活用し、これまでの知識を総動員して答える姿に心を打たれました。予想外の鋭い質問にも真剣にディスカッションを行い、そこから生まれた新たな課題に意欲を燃やす生徒もいたようです。

 

生徒たちは1年生の3学期から分野・研究テーマ・研究班を

自分たちで決定し、熱心に探究活動に打ち込んできました。

\\各研究班の研究テーマ一覧は以下の通りです。//

▼    ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼

 

今年度も成果発表会を外部公開とし、SSH運営指導委員の方々、JST(国立研究開発法人科学技術振興機構)及び、各教育関係者の皆様にもご参加いただきました。ご多用の折、本校まで足をお運びくださり心より感謝申し上げます。

また、今後の探究活動のため、SSH2期生をはじめ、1年生全クラスの生徒も聴衆として参加しました。先輩たちの輝かしい姿を見て「自分たちも頑張ろう!」と刺激を受けた生徒からの感想もありました。

最終成果発表会という大きな山場を越え、3年生はいよいよ論文作成にステップアップします。

皆さん、本当にお疲れ様でした!

 

 

本校は公式Instagramでも活動を公開中です!

当日の生き生きした姿を動画でもご覧ください。

 

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SSコラボレーション授業、コラボリレー疾走‼ (6月16日実施)

引き続き、理数科生徒が取り組む「SSリレーコラボ授業」を紹介します。リレーコラボとは複数の教科がそれぞれの得意分野を活かし、同じテーマを学ぶ教科横断融合型授業です。


今回バトンを受け取ったのは地学、テーマは再生可能エネルギーです。

まず、所沢市がどのような取組を行っているかを学びました。続けて行なったのは、実際に発電に挑戦する"ものづくり"体験。3Dプリンターで作られた台座を利用しての「風車つくり」コンペです。班ごとに作成し、発電量やプレゼン力を競いあい発表します。実証実験に繰り返しチャレンジする笑顔は、知的好奇心に満ち溢れていました。小さな風車ひとつとはいえ、簡単に結果を出すことはできず試行錯誤。こうした、一見すると小さな技術や一人ひとりのささやかな協力でも、積み重なることで地球規模の未来を変える大きな力につながっていくことに生徒たちは気づかされたようでした。

ものづくりから"ことづくり"へ。これらの視点は、これから予測困難な時代を生きていく生徒の思考の地盤となるはずです。

 

1学期終盤には、総まとめとして所沢市および外部企業と連携したカーボンニュートラルセミナーを予定しています。

地域社会や企業と力を合わせて、持続可能な社会の実現に向けた探究活動を推進してまいります。

課題研究本格稼働!再提出ディスカッション(6月4日実施)

本日SSH 2期生による課題研究再提出ディスカッションが行われました。

課題研究は本校のSSH(先進的な理数教育)活動の中でも力を入れている取り組みのひとつです。

 

研究目的プレゼン(記事はこちら)において指摘された「目的の具体性」や「仮説の妥当性」について再発表を行い、そして研究計画をどのように検討・修正したのかを面談形式で話しました。これまでのアドバイスをしっかり受け止める「傾聴力」や、筋道を立てて考える「論理的思考力」を身につける絶好の機会です。理数科2年・普通科2年SS課題研究選択の生徒たちが、学科の枠組みにとらわれず主体的に発言し意見交換する姿はとても印象的でした。

課題研究に向け今月から試行実験や予備実験が本格稼働します!

探究活動が、実り多く有意義なものになるよう教員一同支援してまいります。

 

\\各研究班の研究テーマ一覧は以下の通りです//

SSコラボレーション授業、コラボリレー快走‼ (5月22日実施)

前回(前回の記事はこちら)に引き続き取り組む「SSリレーコラボ授業」を紹介します。

リレーコラボとは共通のテーマに対し、複数の教科がそれぞれの専門性を活かしてアプローチする教科横断融合型授業です。

 

5月22日、リレーのバトンを繋ぐのは公民です。

理科の授業では「地球温暖化のメカニズム」を学びますが、公民では「じゃあ、社会をどう変えればいいのか?」という視点で切り込みます。気候変動問題の現状と課題を理解し、カーボンニュートラル実現について自らの関わり方を考えました。個人ワーク・グループワークを通して解決に向けてのアプローチを構想し、「どのようにして“みんな“が納得できる解決策を見つけるのか」「そのための課題(障壁)は何か」という問いに立ち向かいました。答えのない未来を生き抜くために一歩踏み込んだ論理的な思考力を養いアウトプットしていきます。

生徒ひとりひとりが社会の主役となる2050年に向けて、世界はどうなっていくのか?国際社会と日本はどのように解決策を模索していくべきか?お互いに発表したアプローチ方法に深く聞き入り熱心に協議する姿が見られ、未来に対する解像度がグッと上がった様子でした。

 

このリレーで生徒たちが向かう先には、所沢市および外部企業と連携したカーボンニュートラルセミナーがあります。学校内にとどまらず、社会へリレーのバトンを繋げる実践的な探究活動を展開し、生徒たちの学びをより深いものへと高めてまいります。

 

 

令和8年度スーパーサイエンスハイスクール研究発表会の開催について

本校ではスーパーサイエンスハイスクールの指定を受け、質の高い理数教育の実践を進めています。

令和8年度SSH研究発表会を下記の日程で開催する予定です。

 1 日 時  令和8年6月18日(木) 13:15~14:40

 2 場 所  所沢市民体育館 サブアリーナ 

 3 内 容  理数探究に関するポスター発表

※教育関係者のみの公開となります。申し込み等は、直接学校にご連絡ください。