活動報告
研究目的プレゼンが行われました
本校のSSH事業の中の目玉である、「課題研究」が始まります。
まずは、5月14日に研究目的プレゼンが行われました。
研究目的プレゼンでは、2年生が2年間かけて研究していくテーマについて、なぜそのテーマに取り組もうと思ったのか、その研究の先行研究はあるのか、仮説を立て、今後どう実験や研究を進めていくのかを発表しました。
発表後、参加した教員から、仮説の立て方やその内容、今後の進め方について、質問や助言が行われ、それについて生徒が答えるというやり取りが行われ、研究目的の具体化を行いました。
4分間のプレゼン、その後、意見交換は、大人顔負けのやり取りでした。
生徒・教員とも大変な取り組みですが、高い志を有するリーダーの育成につながっていると考えています。
SSコラボがスタートしました。
本校理数科の特徴的な取り組みであるSSコラボレーションが5月7日からスタートしました。
SSコラボとは、理科・数学と他教科との横断・融合型の授業を行い、探究活動に取り組み、科学的な視点から社会課題を捉え、各教科等の見方・考え方を多角的・複合的に用いて、本質に迫り真正な学びを実現し、科学技術人材の資質・能力を育む取り組みです。
まずは、カーボンニュートラル社会の実現に向けて、公民の観点、化学の観点、生物の観点、物理の観点から課題研究を行っていきます。その後、所沢市や企業などの協力も得て、各自が最終的なまとめを行います。
令和7年度スーパーサイエンスハイスクール研究発表会の開催について
本校では昨年度よりスーパーサイエンスハイスクールの指定を受け、質の高い理数教育の実践を進めています。
令和7年度SSH研究発表会を下記の日程で開催する予定です。
1 日 時 令和7年6月18日(水) 13:10~14:50
2 場 所 所沢北高等学校(教室棟)
3 内 容 理数探究に関するポスター発表
【SSH】令和6年度研究開発実施報告書を公開しました。
スーパーサイエンスハイスクール研究開発実施報告書(1年次)を公開いたしました。事業計画書・報告書等にアップロードしてありますので、是非御覧いただき、フィードバック等をいただけますと幸いです。
【SSH】生物部が第72回日本生態学会(札幌大会)で研究発表しました
令和7年3月16日(日)、北海道の札幌コンベンションセンターで開催された第72回日本生態学会の高校生ポスター発表に、生物部7名が参加しました。
発表の前日に羽田空港から新千歳空港まで空路で渡り、雪が散らつく北海道を札幌まで移動しました。
研究題目は『伐採でサクラを守るクビアカツヤカミキリに対する「所沢北式防除策」の提案』で、生物部として4年間継続して取り組んでいる外来種問題についての研究発表です。
高校生どうしの交流だけでなく、学会に参加している研究者の方々から多くの助言をいただき、北海道から沢山の刺激を持ち帰ってきました。
【SSH】所北生物部がチームアライグマとして「彩の国埼玉環境大賞」の優秀賞を受賞
「彩の国埼玉環境大賞」とは、環境保全に関する意識の醸成及び行動の促進を図るために優れた取り組みをしている個人や団体を表彰するものです。
令和6年度は大賞2組、優秀賞11組、奨励賞5組が選ばれました。
所北生物部が参加している「チームアライグマ」とは、県立高応11校の生物系の部活動がつくっている研究グループです。
アライグマやクビアカツヤカミキリなど特定外来生物の調査研究など、生物多様性・生態系保全を目指して活動しています。
所北生物部はチームとしてだけでなく、独自にクビアカツヤカミキリの調査研究を行っており、「彩の国埼玉環境大賞」の優秀賞を受賞しました。
【SSH】次年度から普通科の希望する生徒も含めて「課題研究」を実施します。
生徒自らが研究テーマを設定し、年度をまたいで研究活動を行う「課題研究」は、理数科で実施している授業です。
今年度からSSHの指定を受けたことにより、普通科に在籍している生徒でも選択科目のように希望し、理数科の「課題研究」で学ぶことができるようになりました。
今年度の希望者は1年生9名でした。
これから物理・化学・生物などの理科や数学の分野に分かれてテーマを決めて研究班を編成し実験計画を立て実施します。
研究の途中経過や最終的に得られた成果はポスターとしてまとめたり、口頭発表の資料を作成するなどして、校外での発表や論文に仕上げていく予定です。
先日開かれた説明会において、今後2年間の見通しや各分野の内容、注意事項などを各担当教員から伝えられました。
まず、生徒達は希望する分野の選定に入ります。
教科書に載っているこの実験をしましょう、というような授業時間内に終わる実験は経験があると思います。
課題研究では研究テーマだけでなく、研究の方策も自ら考えて取り組むので、複数回の実験を行い、試行錯誤を重ねていく必要があります。
そのため、誰もやったことのないようなことができたり、先行研究を調べてさらに発展させることもできる点で、自由度や面白さがあります。
部活動に励んで、行事を楽しんで、勉強する。
そして更に、プラスαで何をするか。
ワクワクするでしょ??
【SSH】海外研修 参加生徒の保護者説明会を行いました。
カーボンニュートラル先進社会であるデンマークに3月12日から18日までの日程で訪問し、環境問題などを中心に現地での視察及び研修を行います。
この研修では国内では知りえない海外での様子を見聞きすることで、探究的な学習活動の質的向上が期待できます。
事前や事後の学習活動では、デンマークの実態や自治体の取組等の文献調査や実地調査を行い、自分なりの考えをまとめていく予定です。
校内選考で選ばれた生徒達は事前研修の中間発表として研修の目的や現地で行いたいことなどをまとめて発表しました。
来月には同行する現地の専門家を交えて研修の課題設定などをより明確にしていきます。
若い時期に外から日本を見てみる経験は今後の生き方にも少なからず良い影響があるのではないかと感じます。
充実した研修にして、たくさんの「お土産」を持って帰りましょう。
【SSH】生物部が第13回イオンエコワングランプリの最終審査会で研究発表しました。
イオンエコワングランプリとは、高校生が取り組んでいる環境保全活動(エコ活動)を対象にしたコンテストです。
普及・啓発部門と研究・専門部門があります。
所北生物部は、高校生が主体となって環境に関する課題に対し、専門的な知見や技術を用いて科学的アプローチで解決をはかる活動を対象とした研究・専門部門にエントリーしました。
1次審査、2次審査を通過し、12月14日に東京の有明セントラルタワーホール&カンファレンスで行われた最終審査会で発表してきました。
全国から100数十件の応募がある中、最終審査会に進出したのは各部門6校だけでした。
審査は口頭発表で行われ、プレゼン7分、質疑応答8分というもの。
国立環境研究所の有名な研究者である五箇公一先生などが審査員を務めいて、厳しい質疑が続きました。
我々の研究題目は『埼玉県のソメイヨシノを特定外来生物から守れ!』で、継続して調査研究しているクビアカツヤカミキリについて研究発表し、沢山のご意見とご助言をいただくことができました。
ものすごい緊張感の中、代表生徒として部長と副部長が口頭発表に臨みましたが、忘れられない貴重な経験になったようです。
よく頑張りました!
【SSH】女子STEAM生徒の未来チャレンジに参加しました
東京科学大学、お茶の水女子大学、奈良女子大学が主催する「みらいの扉キャンプ」に本校女子生徒が参加しました。
このキャンプは国立オリンピック記念青少年総合センターを会場に、年末の12月25日から3日間、全国の学校からの高校1・2年生の女子生徒50名を対象に行われました。
2泊3日の合宿形式で実施された内容には、先進理工学講義、ものつくり実習、物理化学実験、社会課題解決ワーク・アイデアコンテスト、女性キャリアパス講義、未来を語る座談会等がありました。
実験・実習では全6コースがあり、本校の参加生徒は以下の2講座と、先進理工学講座で開設されている3講座すべてを受講しました。
③液体?固体?どっちつかずの粉の物理
講師:下川 倫子 准教授(奈良女子大学)
④光の発生と散乱 ~光と原子の関係を探る~
講師:河野 能知 准教授 (お茶の水女子大学)
最終日にはお茶の水女子大学を訪れ、分子細胞学と神経生理学の研究室を見学しました。
全国の意欲的な女子生徒と交流して視野を広げたり、女性科学者・研究者と触れ合い、10数年後の自分をイメージしたりと得難い時間を過ごすことができました。