ニュージーランド研修2025
ニュージーランド姉妹校生徒受入
9月18日(木)から22日(月)までの4泊5日で、ニュージーランドの姉妹校アッシュバートンカレッジの生徒14名が本校を訪れました。アッシュバートンカレッジの生徒たちは本校の生徒宅にそれぞれホームステイをしました。
18日(木)に本校に到達し、本校では歓迎会を開きました。過去にアッシュバートンカレッジを訪問した生徒を中心に60名ほどの生徒が参加しました。歓迎会ではアッシュバートンカレッジの生徒たちはマオリの歌と踊りを披露してくれました。本校の生徒たちはそれに校歌で応えました。
翌19日(金)は、1日本校の授業に参加しました。ニュージーランドとは異なる授業スタイルや内容に驚き、新鮮に感じていたようです。放課後は茶道部主催のお茶会に参加しました。初めての体験に皆真剣に取り組んでいました。
20日(土)21日(日)はホストファミリーと過ごしました。川越を散策したり、ピューロランドに連れて行ってもらったり、あるいは本校ラグビー部の公式戦の応援に行ったりと各々思い出の残る楽しい週末を過ごした様子です。
22日(月)、いよいよお別れの時です。最寄りの駅に集合して再会を誓い、アッシュバートンカレッジの生徒たちは次の目的地、京都へと無事に旅立ちました。
アッシュバートン便り VOL.14 (Day 14 August 5(Tue.), 2025) ニュージーランド研修 終了です
今日は早朝にホテルを出発し、オークランド空港にバスで向かいました。初日は不安そうに搭乗手続きを進めていた生徒たちでしたが、最終日は落ち着いた様子で搭乗手続きを進め、スムーズに搭乗まで進むことができました。機内ではアンケートに答えたり、友だちと話したりと、この2週間の思い出に浸りながら、先程無事に帰国しました。事前研修を含め、この2週間の研修で、ニュージーランドについて多くのことを学び、経験し、小学生からお年寄りの方々まで様々な年齢層のたくさんの人々と交流することができました。
この研修が大きな成果をもって無事に終了することができたことは、実り多い研修プログラムをコーディネートしてくださった、姉妹校のコーディネーターの先生方や、スタッフの皆様、ホストファミリーやバディの生徒のご助力のおかげと深く感謝しております。また、今回の研修を支えてくださった旅行会社を始め関係の皆様にも大変お世話になりました。改めて感謝を申し上げ、アッシュバートン便りを終えたいと思います。
アッシュバートン便りVOL.13 (Day 13 August 4(Mon.), 2025) アッシュバートンにお別れとオークランド
今朝のアッシュバートンは-1℃。一面霜に覆われていました。いよいよホストファミリーともお別れです。お土産と想い出でずっしりと重くなったスーツケースを引きずりながら、アッシュバートンカレッジに集まってきました。最後に固い握手や、ハグで涙のお別れ。再会を誓ってバスに乗り込みました。ホストファミリーやアッシュバートンカレッジのスタッフに見送られながらバスはクライストチャーチ空港へと出発しました。
クライストチャーチから国内線で、北島にあるニュージーランド最大都市オークランドに到着しました。オークランドは晴れ。気温は14℃。薄曇りで思いのほか寒く感じました。ホテルにチェックインしてから班別研修を行いました。
スーパーマーケットで買い物を楽しんだり、フェリーで対岸の街を訪れたり、スカイタワーを見学したりと思い思いに楽しく過ごしたようです。
一旦ホテルに集合して、レストランへ夕食に向かいました。機内は別として、この30人で食べる最初で最後の食事でした。今までの思い出を語りながら楽しい時間を過ごしていました。
いよいよ明日、帰国の途につきます。
アッシュバートン便りVOL.12 (Day 12 August 3(Sun.), 2025) Ashburton Art Gallery
今日のアッシュバートンも晴れ。風も穏やかで最高気温は11℃、最低気温は-1℃。朝は車のフロントガラスは一面凍っていましたが、日中は気温のわりには暖かく感じました。
Ashburton市内にあるAshburton Art Galleryは、1階は博物館、2階は美術館で構成されています。入館料は無料で、寄付で運営されています。現在の展覧会では、山、平野、川、海といったアッシュバートン地区の多様な景観が展示されていました。
市内のガソリンスタンドには、面白いものが併設されていました。CAR WASHならぬDOG WASHです。たまたま愛犬2匹を洗いに来た男性に許可をいただいて撮影させていただきました。犬をかごに入れて、機械にコインを挿入すると、一定時間ホースから水がでる仕組みです。
明日はアッシュバートンを発ち、オークランドに向かいます。ホストファミリーと過ごす、最後の夜を楽しんでください。
アッシュバートン便りVOL.11 (Day 11 August 2(Sat.), 2025) アッシュバートン
今日のアッシュバートンは快晴。最高気温は13℃、最低気温は1℃、風も穏やかで日差しが温かい一日でした。最後の週末、みなホストファミリーと楽しい時間を過ごしていることでしょう。
Ashburtonはニュージーランドの南島、カンタベリー平野に位置します。大都市クライストチャーチから車で約1時間さらに南に行ったところにあります。人口は約27,000人で、主産業は農業です。市の中心部から車で1時間ほどで、標高2,086mのMt. Huttスキー場、あるいはペンギンやアザラシの生息するビーチへ行くことが出来ます。
街中に羊や牛、馬、アルパカなど様々な動物が見られるため、生徒たちは興味深そうに写真を撮っていました。
アッシュバートン便り VOL.10 (Day 10 August 1(Fri.), 2025) アッシュバートンカレッジ 最後日
今日のアッシュバートンは薄曇り。最高気温は9℃、最低気温は-2℃と寒い一日でした。
今日はアッシュバートンカレッジでの最後の日です。生徒たちはバディと一緒に1日授業を受けました。化学の実験をしたり、調理実習でクッキーを作ったりと、生徒は英語の説明を注意深く聞きながら意欲的に取り組んでいました。初めてアッシュバートンカレッジの授業を受けたときは少し不安そうな表情をしていましたが、どの生徒も楽しそうに授業を受けていました。
授業の教室としても使用されているアッシュバートンカレッジの図書館には、日本の漫画も多く置いてあります。日本語を学んでいるアッシュバートンカレッジの生徒たちの多くは日本のアニメや漫画が好きで、生徒たちと楽しそうに話していました。
また、図書館の壁をはじめとする、校舎内の様々な箇所にはアッシュバートンカレッジの理念であるQuality / Pride / Respectの文字が見られます。
ランチタイムには、チップ・バティと呼ばれるフライドポテトをパンで挟んで作るサンドイッチを楽しみました。初めてチップ・バティを食べる生徒たちは初めは困惑していましたが、一口食べると「美味しい!」と話し始め、会話と食事を楽しんでいました。
今週末はホストファミリーと過ごす最後の週末です。良い週末を。
アッシュバートン便り VOL.9 (Day 9 July 31(Thu.), 2025) Rosebank訪問、日本語の授業、そして Farewell Party
今朝のアッシュバートンも雨でした。最高気温は9℃、最低気温は2℃。雨は午後にはやみましたがこの滞在中一番の寒さでした。
今日はアッシュバートンカレッジで1時間授業を受けた後、Rosebankを訪問しました。Rosebankは、1992年に設立され、病院、老人ホーム、独立型ヴィラ、サービスアパートメントといったサービスを提供しています。入居者、スタッフ一同、温かく生徒たちを歓迎してくれました。
サブリーダーのスピーチの後、校歌と「星に願いを」を披露しました。入居者の方との交流の時間では、生徒たちは日本から持参した色とりどりの折り紙を使って一緒に鶴やカエル、紙風船などを作ったり、けん玉をしたり、話を楽しんだりしました。中には折り方が複雑なものもありましたが、身振り手振りを交えながら折り方を説明し、お年寄りの方々は完成した折り紙を嬉しそうに眺めていました。
最後に全体で大きな輪になって手をつなぎ、「蛍の光」を歌いました。初めの歌唱披露では少し緊張した様子が見られていましたが、交流の時間で緊張がほぐれ、最後の「蛍の光」の歌唱披露ではお年寄りの方々と目を合わせながら楽しそうな表情で歌っていました。
午後は引き続きアッシュバートンカレッジに戻り、バディと一緒に授業を受けました。日本語の授業では、日本文化にまつわるクイズやニュージーランドの文化にまつわるクイズをグループ対抗で答えていました。アニメの問題では、所北の生徒よりも速くニュージーランドの生徒が正答しているのを見て、所北の生徒たちは驚いていました。クイズの後は、所北の生徒たちが日本のレクを英語で紹介し、一緒に楽しんでいました。
授業が終わった後は、ホストファミリーを招き、Farewell Partyが開かれました。生徒たちは各ホストファミリーが持ちよった様々な料理を楽しみながら、ホストファミリーや友人と楽しそうに話していました。生徒たちは自分のホストファミリーだけではなく、友人のホストファミリーとも積極的に交流を楽しんでいました。アッシュバートンカレッジの国際交流担当からCertificateが手渡されると、生徒たちはアッシュバートンカレッジでの生活ももう少しで終わってしまうことを実感し、少し寂しそうな表情も見せていました。
最後に「蛍の光」を、全員で輪になって手を繋いで歌い、会は終わりました。アッシュバートンカレッジでの生活も早いもので残り1日となりました。悔いが残らないよう に、楽しんでください。
アッシュバートン便り VOL.8 (Day 8 July 30(Wed.), 2025) 自然体験学習(Tekapo Village)
今朝は雨の中、アッシュバートン・カレッジに集合しました。その後、自然体験学習でTekapo Villageに向かいます。
外でのアクティビティが主なので、皆一様に天気を心配していました。しかしながら、現地に着くと雨は降っておらず、薄曇りで時折日差しもありました。Tekapoの最高気温は9℃、最低気温は4℃。標高90mのアッシュバートンに対して、標高720mほどのところにあるため、風がとても冷たく感じました。
Tekapo到着
Tekapoに到着すると、生徒たちはこれまで見たことのない景色に目を奪われていました。善き羊飼い教会の前で写真を撮った後は、自由散策の時間です。真っ先に湖へと向かっていき、雪で覆われた山々やTekapoの景色を楽しんでいました。水面に映る山々もまた、とても美しかったです。
『善き羊飼い教会』前にて
また、TekapoにはTalking Toilet(喋るトイレ)があり、生徒たちは興味深そうに列に並んでいました。
ゴミ箱は細かく分類されており、スーパーマーケットにはレジ袋の代わりにエコバッグが販売されているなど、環境意識の高さが伺えます。ゴミを減らすため、個包装のお菓子が少ないことも特徴的です。自然学習を通じて、生徒たちの環境意識も高まったようでした。
散策の後は、日本では味わえない雪の上でのアクティビティを楽しみました。係員の人の話をよく聞いて、お互いに声を掛け合いながらルールを確認していました。また、係員の人に質問するなど積極的にコミュニケーションを取って楽しんでいました。
アッシュバートン便りVOL.7 (Day 7 July 29(Tue.), 2025) Tinwald小学校訪問記
今日のアッシュバートンは薄曇り。最高気温は18℃、最低気温は6℃。この時期にしては暖かい一日でした。
今日は午前中、Tinwald小学校を訪問しました。
Tinwald小学校の子どもたちは校長先生のギターの演奏で4曲歌を披露し、本校の生徒たちを温かく歓迎してくれました。所北の生徒たちはリーダーからの英語でのスピーチの後、校歌と「星に願いを」の2曲をピアノ伴奏で披露しました。
その後、班ごとにわかれて高学年のクラスを訪問し、日本文化を紹介し体験してもらいました。生徒たちは子どもたちの様子を見ながら声をかけ、個別に英語で教えている様子が見られました。また、モーニングティーの時間では、外に出て子どもたちとボール遊びや会話を楽しむ様子も見られました。自分たちの発表テーマに限らず、持ってきた折り紙で折り鶴を折ってプレゼントしたり、折り方を教えたりと、時間いっぱいまで子どもたちを最大限楽しませようとしていました。初めは緊張した様子の生徒たちでしたが、積極的にコミュニケーションを取って楽しい時間を過ごし、別れを惜しんでいました。
Group 1『福笑い』
Group 2『折り紙』
Group 3『けん玉作り』
Group 4『ブンブンコマ作り』
Group 5『割り箸鉄砲作り』
Group 6『輪投げ』
Tinwald小学校には273人の生徒が在籍し、今回は9歳、10歳、11歳の子どもたちと交流しました。異なる文化・世代の人とコミュニケーションを取ることはとても難しいですが、同時に、コミュニケーションを取ることができたとき、大きな達成感・喜びを感じられます。一緒に楽しそうに遊んでいた生徒たちの姿がとても印象的でした。生徒たちにとって、思い出に残る時間となったことでしょう。
午後はアッシュバートンカレッジに戻り、引き続きバディと授業を受けました。先日よりもバディと打ち解け、積極的に会話をする様子が見られました。
明日はテカポ湖でのアクティビティです。体調にはくれぐれも気を付けて、楽しい時間を過ごしましょう。
アッシュバートン便りVOL.6 (Day 6 July 28(Mon.), 2025) クライストチャーチ訪問
今日は一日クライストチャーチ市内で過ごしました。天気は曇り時々晴れ。最高気温は15℃、最低気温は9℃。気温は比較的高かったものの、日差しが少なく風が冷たく感じられました。
まずはバスに乗ってトランジショナル・カテドラルに向かいました。2011年2月の地震によって半壊してしまったクライストチャーチ大聖堂の代わりとなるこの教会は、日本人建築家の坂茂氏によって手掛けられました。この建物は、主要部分がボール紙(紙管)で造られています。生徒たちは建物の歴史を学びながら、見学しました。
続いて、トラムに乗って班別のクライストチャーチ市内の研修を行いました。トラム内で地図を眺めながら、今どこにいるか、どの場所で降りたらいいか、グループリーダーを中心に相談しながら行動していました。戦争記念碑を訪れた班や、アートセンターを訪れた班、リバーサイドマーケットで様々なお店の様子を見て回った班など、それぞれの過ごし方をしていました。
クライストチャーチ市の西に位置するアートセンターは、かつてカンタベリー大学の校舎として使われていた歴史的建造物群です。
班別の自主研修後は、カンタベリー大学を訪問しました。カンタベリー大学は、クライストチャーチにあるニュージーランドの国立大学です。創立は1873年で、ニュージーランド内で2番目に歴史がある大学です。キャンバスは緑が豊かで広々としており、素晴らしい環境でした。
カンタベリー大学では日本語の授業を体験し、日本語を学んでいる学生との交流を楽しみました。 グループ内で自己紹介をしたり、英語や日本語で質問をしたりと、積極的に会話をしようとしていました。また、授業の中では禅を体験する機会もあり、目を閉じて深呼吸をし、気持ちを整えたり、香りを楽しみながらパンを味わったりするなど、日ごろとは違った意識を持って取り組んでいました。
授業後は、カンタベリー大学の学生たちにキャンパスの案内をしてもらいました。生徒たちは初めて見る外国の大学に目を輝かせていました。
明日は小学校訪問です。事前研修の成果をぜひ発揮してください。